LINEミニアプリとは?できることや開発方法、事例を紹介

LINEミニアプリとは?できることや開発方法、事例を紹介

LINEミニアプリとは、LINE上で企業や店舗がさまざまなサービスを提供できるWebアプリケーションです。LINE社が提供するサービスの一つで、LINEのプラットフォームを活用した集客や業務効率化が期待できます。

LINEミニアプリでできることから、メリット・デメリット、開発方法、具体的な活用事例まで詳しく解説します。

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LINEミニアプリ(ラインミニアプリ)とは

LINEミニアプリとは、LINE上で動作するアプリケーションのことを指し、企業や店舗が個別にサービスを提供できます。ユーザーがLINEを利用していれば新たにアプリをダウンロードする必要はなく、使い慣れたLINEから簡単にサービスを利用することが可能です。

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LINEミニアプリとLINE公式アカウントの違い

LINE公式アカウントとは、LINE上で企業や店舗が無料でアカウントを開設でき、友だち追加をしてくれたユーザーに情報やメッセージを届けられるサービスです。

一方、LINEミニアプリは友だち追加は不要です。すぐにサービスを利用できますが、メッセージ配信機能はユーザーの操作(アクション)に対する確認や応答を通知する程度のもので、LINE公式アカウントほど柔軟ではありません。

LINE公式アカウントはユーザーのリピーター化、LINEミニアプリはCX(顧客体験)の向上をそれぞれ主な目的としています。LINE公式アカウントとLINEミニアプリは目的に応じて選択する、もしくは組み合わせることで有効活用できます。

★CXについて詳しくはこちら

LINEミニアプリとLIFFアプリの違い

LIFF(LINE Front-end Framework)とは、LINE上で動作するWebアプリケーションを開発するためのプラットフォームです。LIFEで動作するアプリをLIFFアプリといい、LINEミニアプリもLIFFの技術で開発されるため、LIFFアプリの一種と言えます。

ただし、LIFFアプリの中でもLINE社による審査を通過したものだけがLINEミニアプリとしてリリースできます。また、LINEミニアプリはService Message(トークルームへの通知機能)などのカスタム機能を利用でき、スマートフォン版LINEでのみ動作します。

一方LIFFアプリはスマートフォン版LINE、一般ブラウザの両方で動作するといった違いがあります。

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ミニアプリが注目される理由

そもそもミニアプリとは、プラットフォームとして成り立つ総合的な「スーパーアプリ」と呼ばれるアプリが母体となり、その中で利用できるアプリのことです。LINEミニアプリの場合は、LINEがスーパーアプリとなります。

今まで企業がカスタマーサービスの一環としてアプリを開発しても、なかなかダウンロードされないという課題がありました。その点、多くのユーザーが利用しているスーパーアプリの中で利用できるミニアプリであれば、ダウンロード不要で利用してもらいやすいことがメリットです。

特に利用者の多いLINEをスーパーアプリとするLINEミニアプリは注目度が高く、続々と企業が参入しています。

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LINEミニアプリでできること

LINEミニアプリは目的によってさまざまな機能を実装できますが、特に活用される機会の多い代表的な機能について解説します。

モバイルオーダー

ユーザーが飲食店などでQRコードを読み込むと、LINE上に注文ページが立ち上がり、オーダーできる機能です。コロナ禍での感染対策に役立つほか、注文を取るスタッフの手間・ミスが減り業務効率化につながります。

デジタル会員証

LINE上で会員証を発行・管理できる機能です。QRコードを読み込むだけで登録でき、予約・決済機能などを搭載することもできます。LINE上ですべて完結するため、ユーザーは紙の会員証を持ち歩く必要がありません。

企業側も紙のカードの管理・コストが不要になり、バーコード画面によるポイント付与やクーポン発行機能などを活用してリピーター獲得につなげられます。

順番待ちシステム

整理券やウェイティングリストの代わりに、LINEで入店の順番管理ができる機能です。ユーザーはLINEから混雑状況や待ち時間の確認ができるため、時間を有効活用でき利便性が向上します。

呼び出し機能を搭載すればユーザーの順番が来たときにLINEで通知することもできるため、受付業務の効率化にもつながるでしょう。

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LINEミニアプリを使うメリット

では、LINEミニアプリを使うことで具体的にどのようなメリットが得られるでしょうか?企業側と顧客側それぞれのメリットについて見ていきましょう。

企業側のメリット

企業側に想定されるメリットには以下のようなものがあります。

・集客しやすい

LINEは月間ユーザー数9,400万人(2022年12月末時点)と、圧倒的なユーザー数を誇ります。また10代〜60代以上まで、ユーザー層が多岐にわたることも特徴です。

LINEキャンパス「LINEのユーザーはどんな人?」

出典:LINEキャンパス「LINEのユーザーはどんな人?」

LINE上で利用するLINEミニアプリは、こうした大きなユーザー基盤にアプローチできるため、集客しやすいことがメリットです。

・短期間・低コストで開発できる

LINEミニアプリでのログイン・ユーザー認証機能はLINEの機能を利用できるため、自社で開発する必要はありません。そのため通常のアプリ(ネイティブアプリ)よりも開発量が少なく、短期間・低コストでの開発が可能です。

また、iOS版とAndroid版それぞれの個別開発も不要なためスピーディに開発できます。

★ネイティブアプリについて詳しくはこちら

・ユーザーデータを活用できる

LINEミニアプリを通じて取得した顧客の属性情報や行動データと、LINEの持つユーザー情報をシームレスにつなげることができます。これにより、ユーザーごとにパーソナライズされた効率的な販促活動を実施することも可能です。

顧客側のメリット

次に、顧客側のメリットについても見ていきましょう。

・ダウンロード・ログイン不要

ユーザーはLINEミニアプリを利用するのに、追加でダウンロードやログインをする手間がかかりません。さらにLINEに登録されたユーザー情報を利用するため、情報登録の作業も不要です。

・LINE内ですべて完結する

たとえば複数の店舗のアプリを利用する際も、アプリを横断することなくLINE一つで完結します。利用時にアプリを探す手間が減り、ホーム画面もすっきり整えられるメリットがあります。

・スマホの容量を抑えられる

LINEミニアプリなら、ダウンロード時の通信量やスマホ本体の容量を心配する必要がありません。ネイティブアプリの場合はあまり使わないアプリはなるべくダウンロードしたくないと考えますが、LINEミニアプリなら気軽にサービスを試すことができます。

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LINEミニアプリのデメリット

次に、LINEミニアプリのデメリットについて見ていきましょう。

独自性を出しづらい

LINEでの利用が前提となるため、ネイティブアプリと比較すると独自性が出しづらいデメリットがあります。UX/UIの観点からリサーチをして求められるサービスを提供するなど、自社ブランドへのロイヤルティや信頼感を高める工夫が必要です。

★UX/UIについて詳しくはこちら

公開には審査が必要

LINEミニアプリをリリースするには、LINE社の審査を通過する必要があります。LINEミニアプリのガイドラインやルール、ポリシーなどに準拠する必要があるため、少々開発のハードルは上がります。

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LINEミニアプリの開発方法

実際にLINEミニアプリを開発するには、以下のような方法があります。

パッケージを利用する

各開発会社が提供するLINEミニアプリパッケージを利用することで、ゼロから開発しなくても簡単なカスタマイズのみでLINEミニアプリを導入できます。ただし、パッケージごとに実現できる機能は決まっているため、自社の要件を満たすか確認する必要があります。

個別開発を行う

自社のニーズや課題に合わせて、パッケージでは実現できない高度な機能や、自由な仕様を実装したい場合は、個別に開発を行います。

LIFFの技術を使用したWebアプリケーションを開発する必要があるため、自社での開発リソースに不安がある場合は、LINEミニアプリ・LIFFアプリ開発の実績が豊富な開発会社へ依頼するのがおすすめです。

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LINEミニアプリの開発費用と期間

LINEミニアプリの一般的な開発費用と期間について見ていきましょう。

パッケージを利用する場合

パッケージを利用して開発する場合、基本的に初期費用と月額費用が発生します。費用は無料〜100万円程度まで、製品によって異なります。

期間については、機能・フォーマットは決まっており、簡単な設定やカスタマイズを行うだけなのでごく短期間でリリースすることが可能です。

個別開発を行う場合

個別開発を行う場合、内容によって必要な費用・期間はさまざまです。

ただし、先にご紹介したようにLINEの機能を使用する部分の開発は不要なため、開発量は少なくなります。そのためネイティブアプリと比較すると費用・期間ともに抑えられる傾向があります。

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ミニアプリの今後の展望

では、ミニアプリの今後の展望はどのように考えられているでしょうか。

スーパーアプリ・ミニアプリの市場拡大

アプリ市場は飽和状態であり、コストをかけて新たなアプリを開発してもなかなかダウンロードされないという課題を抱えています。

そのため、ある一定のユーザー基盤を獲得したアプリはプラットフォームとして機能すべく、スーパーアプリ化が進むでしょう。これに伴い、ミニアプリの市場もさらに拡大していくことが予想されます。

LINEミニアプリはより日常的なサービスへ

LINEミニアプリはモバイルオーダーやデジタル会員証、順番待ちシステムなど、オンラインとオフラインの垣根を越えたシームレスな体験の提供に注力しています。

今後、より多くの場面で日常的に使われるサービスへと成長していくでしょう。

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LINEミニアプリをDX推進に活用するには

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、企業がAIIoTビッグデータなどのデジタル技術を用いて、業務フローの改善や新たなビジネスモデルの創出、企業風土の変革を実現することです。

企業がDXを加速させるには、LINEミニアプリの活用が効果的です。具体的に紹介します。

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ユーザーとのデジタルな接点を創出する

LINEミニアプリは利用までのハードルが低いため、企業はユーザーとのデジタルな接点をスムーズに創出できます。これまで断片的だった顧客との接点をオフライン・オンラインを横断してシームレスにつなげることにより、顧客管理の効率化や新たなサービス提供を実現できるでしょう。

データを活用する

DX推進には、データの利活用が欠かせません。LINEミニアプリで取得できる行動データやLINEのユーザー情報、企業が保有するデータベースなどを組み合わせることで、効果的なマーケティング施策や戦略立案に活用できます。

ビジネス上の意思決定も詳細なデータをもとにスピーディかつ客観的に行えるため、データドリブン経営にも役立ちます。

LINEという日常に根ざしたプラットフォームを活用することで、オフラインとオンラインの融合・詳細なデータの取得が可能となり、DX推進に活用できます。

★データ利活用について詳しくはこちら

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LINEを活用したアプリ開発事例

では、実際にLINEを活用したアプリ開発の事例を紹介します。

株式会社ShareTomorrow

ShareTomorrow

「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」は、開業前から大きな話題となった一方で、施設駐車場の混雑と近隣の交通渋滞が懸念されていました。

そこで、さまざまな新規事業の開発・推進を行うShareTomorrow社は、MaaSサービス『&MOVE』の公式LINEアカウントを活用し、無料バス乗車券配布機能を搭載したLINEアプリを開発しました。

より多くのユーザーに使用してもらえるよう、LINE公式アカウントの友だち追加後、3タップで発券できる画面設計を採用。わずか2ヶ月の開発期間でリリースし、約2万人の新規ユーザー獲得に成功しました。さらに来館者の約3割を自家用車での来場からバス利用に誘導し、混雑と渋滞緩和を実現しています。

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株式会社長谷工コーポレーション

長谷工コーポレーション『マンションFit』

長谷工コーポレーションは、新規顧客層の開拓のためマンションのモデルルーム見学の敷居を下げたアプローチ方法を模索していました。

マンション購入検討の初期段階にある潜在顧客への早期アプローチを実現するため、ダウンロード不要ですぐに利用できるLINEアプリで展開することを決定。家族構成や年齢など、5項目を入力するだけでおすすめ物件情報が表示されるアプリを短期間でリリースしました。

非対面のモデルルーム見学の仕組みが話題となり、時代に即した新しいサービスとして注目を集めています。

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株式会社ユニクエスト

ユニクエスト『タイムカプセル』

お葬式事業に関連したサービスを提供するユニクエスト社は、終活の重要性を浸透させることを課題としていました。

突然の不幸に際し「故人の遺志が遺されていなかった・見つからなかった」という事案が多いことから、直感的かつわかりやすい形式で遺言を作成できるサービス『タイムカプセル』を発案します。

ユーザーが手軽に利用できるようLINEアプリでの開発を決定し、シニア層を意識したUIデザインを取り入れました。ビジネスロードマップに合わせた素早いサービスインを実現し、わずか2ヶ月で1万人を超えるユーザーに利用されるサービスへと成長しています。

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まとめ:LINEミニアプリをビジネスに活用しよう

LINEミニアプリとは、LINE上で企業や店舗がさまざまなサービスを提供できるWebアプリケーションです。LINEのプラットフォームを活用することで、オフラインとオンラインを融合したサービス提供や、詳細なデータに基づいた施策立案・戦略策定などが期待できます。

今後さらにミニアプリの市場は拡大していくことが予想されるため、ビジネスを成長させる施策の一つとして、LINEミニアプリの開発・導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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