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世界の多様なプロフェッショナルが集結し、戦略策定、ユーザー体験設計、モダンな開発、成長基盤構築の各フェーズに伴走し、連続したイノベーションを繰り返すことで、お客さまの変革を実現します。

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レガシーシステムのモダナイゼーション

成長基盤構築

<h2>課題</h2><p>当初は製品の保守切れに伴うコーポレートサイトの刷新を目的に立ち上がったこのプロジェクトでしたが、これを機にブランドイメージを改めて見直しつつ、これまで運用面で課題が多かった「代理店向けサイト」「ECサイト」「製品ライセンス管理システム」などの仕組みも一気に改善を図ることになりました。</p><p>このように広範な要件を含む本プロジェクトのパートナーを探していた中、モンスターラボは各サイトの刷新に関する提案に加え、マーケティングやブランディングの施策についても社内で調査と検討を重ね、最終的に100ページ以上の提案書を作成して提出。その内容の充実ぶりと体制面の手厚さ、さらにはこのプロジェクトにかける熱意が高く評価された結果、共和電業のパートナーとして選定されました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>プロジェクト開始当初は、まずコーポレートサイトで発信すべきブランドイメージや企業理念について、共和電業の関係者とモンスターラボの担当者らで議論を積み重ね、企業イメージを的確に表現するための主軸となる、共和電業のブランド・パーソナリティを定めました。より実態に即したパーソナリティを浮き彫りにするために、あらためて共和電業の歴史を振り返ったり、現役社員10人以上にインタビューを実施するなどしながら、ブランド・パーソナリティの精度を上げていきました。</p><p><br></p><p><img src="https://cdn.builder.io/api/v1/image/assets%2Ffb3ccc876dd442c6ae31d776377e35db%2Ff165c4c3f9c14444be4835d48cd53617"></p><p><br></p><p>続いて、固まったイメージをサイトのワイヤーフレーム（情報設計）とWebデザインに落とし込んでいきました。「社員向けにより強いメッセージを発信したい」というクライアントの思いを汲み取るべく、共和電業のフィロソフィーやブランド・パーソナリティが体現されたデザインになるよう、様々な可能性から検討し世界観を構築してきました。</p><p>サイトの実装にあたっては、コーポレートサイト、製品サイトなど、計4つのサイト構築が必要であったことから、柔軟に変更に対応できるようアジャイル開発で進行。4サイトで6000ページ以上にも及ぶ大量のデータ形成・移行作業も伴いましたが、着実に作業を進めていきました。また、サーバーのメンテナンスと更新性を担保するためにヘッドレスCMSを取り入れ、公開後の運用面にも配慮をしました。</p><p>これらの作業の過程では、共和電業の担当者と密にコミュニケーションを重ね、関係性を築き上げながら一心同体でプロジェクトを遂行していきました。</p>

<p><br></p><h2>結果</h2><p>こうした努力が実を結び、共和電業の新コーポレートサイトおよび製品サイト・代理店向けサイトを、2023年10月に一斉に公開することができました。かつての「製品情報がただ機械的に並んでいるだけのサイト」から、入念なデザインのもとに同社の企業理念やブランドイメージがスマートに配置されたサイトへと進化を遂げたことで、同社内では大きな反響があったといいます。</p><p>同社では今回のサイトリニューアルを機に、さらに社内に自社の価値を強く発信して従業員ロイヤリティを高めるとともに、社外に向けても広く自社の認知を高めていきたいとしています。また公開後のサイトの保守も引き続きモンスターラボが担当しており、共和電業の企業価値の向上に寄与する支援や提案を今後も積極的に行っていく予定です。</p><p><br></p><p>写真提供・Takuro Ogawa</p>

共和電業のコーポレートサイト刷新プロジェクト

ブランドの再定義とコーポレートサイト・製品サイトなど6000ページ超の刷新を支援

<h2>課題</h2><p>ドイツGLSはこれまでBtoBビジネスに注力していた背景があり、BtoC領域への参入は競合他社に比べ大きく遅れをとっていました。</p><p>消費者向けデジタルプロダクトのユーザーは、業務向けのユーザーと比べ、より直感的で、快適に、楽しく、簡単に使うことができるサービスを求める傾向があり、最近ではシームレスにデジタル化された体験ができることが一般的になる中、ドイツGLSにおいても、ビジネスを成長させ、BtoC領域へと参入していくためには、優れたユーザー体験を迅速に提供する必要がありました。</p><p>そのため、ドイツGLSは業界最高峰のデジタルを通したユーザー体験を創造することを目標に掲げ、デジタル専門の部門である「GLS NXT」を創設し、顧客向けアプリケーションの共創のための戦略的パートナーを探していました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボはグローバル市場における調査を実施。顧客向けアプリケーションに必要とされる機能やトレンドなどの洗い出しを行いました。このプロセスにより、単一利用の顧客に複数回利用してもらうこと（リピーター化）の重要性が明確になり、中でもアプリケーションにおいては直感的な体験が必要とされていることが見えてきました。</p><p>これらの知見を元にプロトタイプを作成し、UI/UXおよび機能のブラッシュアップを実行しました。</p><p>基本的な店舗の検索機能などに加え、追跡番号の入力などが不要でアカウントに反映される「宅配便の発着管理」や、アプリ上で宅配物を識別しやすくするために絵文字でアイコンを設定できる「カスタムラベル」、LiDARを活用することにより迅速に発送手続きを進めることができる「ARサイズ計測」など、優れたユーザー体験を提供する複数の機能を開発し搭載しました。</p><p> </p>

<h2>結果</h2><p>アプリケーションは、デジタル決済ツールである「Braintree」やeコマースプラットフォームの「Commercetools」を始めとしたサードパティーツールとの連携機能の実装を行い、2023年の9月に正式版としてリリースされました。</p><p>直感的な5ステップの操作で発送手配を行うことができる点や、リアルタイムな配送状況がアプリへと自動反映される点など、優れたユーザー体験が評価され、リリースしたアプリケーションはアプリストアで星4.7の評価を獲得。</p><p>同時に、ドイツGLSは基本的なサービスを提供する会社から、新たな試みで業界をけん引していく会社というブランドイメージを創り出すことができました。</p><p>モンスターラボは、引き続き「GLS NXT」との提携を継続し、プラットフォームを管理するとともに、アプリケーションの改善を実行しています。</p><p><br></p><p><img src="https://cdn.builder.io/api/v1/image/assets%2Ffb3ccc876dd442c6ae31d776377e35db%2Fee1db902189c4de9a7a7dbb03e2a1081"></p>

大手物流企業のドイツ顧客向け発送手配アプリケーション

AR技術などのテクノロジーを活用することにより、顧客のデジタル体験を近代化

<h2>課題</h2><p>シンガポールでは一般的に、中・高年層は保険に加入するものの、若い世代の保険の加入率は低迷しており、保険業界全体として課題となっていました。そこでIncome社は若い世代がデジタルネイティブであることに着目。彼らを取り込むためにスマートフォンを活用した新しいソリューションを模索する中、ゼロベースのサービス企画から開発、普及・成長までを担える強力なパートナーを求めていました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボは初めに課題を洗い出すために若い世代へインタビュー等の調査を実施。そこでインサイトとして、保険に対し「手が届きにくい」「敷居が高い」と感じていることや、多くの若者が保険の必要性を疑問に感じ、生活の無駄なコストとして捉えていることを発見しました。</p><p>これらのインサイトから「若者がコストと感じない日常に溶け込むアプリ」を着想。ユーザー体験設計を行いながら、ビジネスモデルも同時に検討していきました。</p><p>アジャイル開発によりプロジェクト開始から3ヶ月という短期間でモバイルアプリの試作品を作成し、シンガポール最大のテックイベントである「Singapore FinTech Festival」で発表。シンガポール金融機関部門 2位を受賞したほか、多くの参加者から問い合わせと共にフィードバックを得ることができました。ここで得られたポジティブな反応により、Income社は本格的なモバイルアプリの開発を決定。7ヶ月の集中的な開発とフィードバックにより改善を繰り返しながら、2020年4月にアプリ「SNACK by Income」を正式リリースしました。</p><p><br></p>

<h2>結果</h2><p>開発したアプリ「SNACK by Income」は、日常に溶け込む革新的な保険サービスです。ユーザーが日常の買い物をする際に生じた端数を切り上げて少額積み立てに回すことができたり、提携加盟店との連携により支払いを行うだけでさまざまな保険費用の積立が提携加盟店負担で行うことができます。これにより、余計な出費をしたくないという若い世代のニーズに応えつつも、サービスを通じて保険をより身近に感じてもらえるようになりました。</p><p>リリースしたアプリはストアでは星4.6の評価を獲得。初期段階では１万ユーザー獲得を目標としていましたが、６万を超えるユーザーを獲得することに成功しました。モンスターラボは、Income社の信頼とパートナーシップを得たことで、モバイルアプリの継続的な改良を進めており、保険をギフトとして送る機能、“置き配盗難”の保険、イベント関連の保険などの追加サービスや機能を提供するために開発が続いています。</p><p><br></p><p><img src="https://cdn.builder.io/api/v1/image/assets%2Ffb3ccc876dd442c6ae31d776377e35db%2F93e2da495d1c4a97984fe1626b6efd11"></p><h2><br></h2>

SNACK by Income

ユーザー体験設計から革新的な保険サービスを生み出し、若い世代の日常に「保険」を取り込むことに成功

<h2>課題</h2><p>時代の流れと共にお客さまとの接点がデジタルへとシフトしていく中、「ひろぎんアプリ」においてもより柔軟でスピーディな改修が求められるようになりました。一方、広島銀行ではこれまで外部ベンダーに改修や開発を委託することが多く、お客様の要望に対してなかなか機動的に対応できないといった課題がありました。</p><p>そこで広島銀行は内部の開発体制の強化を目的に、内製化へのシフトを決断。これに向け、スキルや経験が豊富、かつ強力なパートナーが求められていました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボは広島銀行の若手メンバーで組成された内製化チームに対し、金融やデザイン、開発経験が豊富なメンバーをアサイン。プロジェクト当初はUX/UIデザインや開発の基礎知識のレクチャーを行っていきました。</p><p>プロジェクト中盤からは実際にユーザーストーリーマップ等を用いながらユーザー体験設計や画面デザイン、開発を進め、追加機能を一緒に作り上げていきました。</p><p>特に今回は、既にひろぎんアプリがある中にミニアプリを追加する構図だったことから、アプリとしての一体感を持たせるため、デザイン・操作性など、より考慮しながら開発を進めていきました。</p><p><br></p>

<h2>結果</h2><p>2023年11月「ひろぎんアプリ」の追加機能として確定拠出年金（401k/iDeCo）を無事にリリースすることができました。</p><p>リリース後はお客さまや行員からも「とても便利になった」と評判は上々とのことです。</p><p>また、内製化による実績を作れたことに加え、広島銀行の若手メンバーのスキルも向上したことにより、既に新たな機能の追加に向けたプロジェクトが動き出しています。</p><p>モンスターラボはこれからもお客さまに伴走しながら、デジタルを通じた課題解決に貢献してまいります。</p><p><br></p><p><img src="https://cdn.builder.io/api/v1/image/assets%2Ffb3ccc876dd442c6ae31d776377e35db%2F7cf5e46e05a1428d9acb113d738d7b26"></p><p><br></p><p><br></p>

広島銀行の若手メンバーに対し、デザイナーとエンジニアがフルコミットでサポート

「ひろぎんアプリ」の内製化支援により、デザイン・開発のスキルアップとアプリユーザーの利便性向上に貢献

<h2>課題</h2><p>STAR SPHEREのWebサイトにおいて日々、EYEやプロジェクトの最新状況、イベントの告知などの公開を行うために、より効率的にサイトのコンテンツを管理・更新できる仕組みが求められていました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>そこでソニーは、STAR SPHEREのサイトに新たに「microCMS」というCMS製品を導入し、より効率的かつスピーディーにコンテンツを管理・更新できる仕組みを実現することにしました。microCMSはサイトに表示するコンテンツの管理機能に特化したCMS製品で、サイトのフロント部からAPIを呼び出すことで利用します。そのため既存のサイトに手軽にコンテンツ管理機能を付加できる製品として、多くの企業・組織に採用されています。</p><p>モンスターラボは既に別案件でお付き合いがあり一定の信頼を得ていたことに加え、microCMSの導入・運用に関しても実績を有していたことから、このmicroCSM導入プロジェクトにおける設計・構築を担当することになりました。開発体制としては日本国内のプロジェクトマネジャーとテックリード、そしてベトナムのオフショア拠点にいる開発メンバーが共同でプロジェクトを推進するハイブリッド体制をとったこともあり、品質とコストを両立させることができました。</p><p>またアジャイル方式の開発メソッドを採用し、ソニーの要望を柔軟に取り入れながら成果を目に見える形で示しながらプロジェクトを推進していったことで、要件の変更に対しても柔軟に対応しながら開発を進めることができました。</p><p><br></p>

<h2>結果</h2><p>microCMSを新たに組み込んだSTAR SPHEREの新サイトは、日本語サイトは2023年7月から、英語サイトは同8月から無事に公開することができました。その結果、サイトを通じたコンテンツ発信をよりタイムリーに、かつ少ない手間で行えるようになり、STAR SPHEREプロジェクトの活動全体に弾みがつくこととなりました。</p><p>今後もモンスターラボではmicroCMSを使った既存サイトの改善や新規サイトの構築を通じて、より多くの企業・組織の情報発信を支援していきたいと考えています。</p><p><br></p><p><img src="https://cdn.builder.io/api/v1/image/assets%2Ffb3ccc876dd442c6ae31d776377e35db%2Fe27b22d5513f47af8e61df488c8284e6"></p>

ソニーの宇宙プロジェクト「STAR SPHERE」

宇宙ビジネスのWebサイト運用システムの利便性向上に貢献

<h2>課題</h2><p>ANAは従来からMaaSにも注力しており、デジタルを活用して「飛行機だけでなく、その前後の移動を含めた総合的な移動サービス」が提供できないかを模索していました。</p><p>既にナビゲーションサービスを保有していた中で、MaaSサービスへの大幅リニューアルを検討していました。しかし大まかな構想はあったものの、ビジネスとして成立しそうか、あるいは具体的にどのようなサービスにすれば多くのユーザーに満足してもらえるのか、さらにはどのような機能が実装できそうか、という点についてはまだ具体化されておらず、これらについて一緒に作り上げていくパートナーを求めていました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボはANAから依頼を受け、ビジネス戦略からサービス設計、本開発前の要件定義までを担当。</p><p>ビジネス戦略では、「どのようなサービスであればビジネスとして成立するか」という視点から戦略を立案。KPI設計やMaaS事業におけるマネタイズ手法など、さまざまなフレームワークを駆使しながら戦略を設計していきました。</p><p>サービス設計においては、ユーザー体験を起点とした新サービスを提案。初めにANAユーザーが飛行機に乗る前後にどういった行動を取るかの仮説を立てたのち、スピーディにカスタマージャーニーマップやフローチャートに落とし込み、可視化をしていきました。サービスの全体像を早い段階で可視化したことで、短期間ながらも“ユーザーにとって良い体験・使いやすいサービス”内容を詳細まで描くことができました。そこからさらにアプリの画面設計（UIデザイン）まで落とし込むことで、サービスの具体化を進めていきました。</p><p>要件定義においては、サービスが実際にアプリとして開発可能かどうかを検証しながら、機能要件を定義していきました。</p><p>まず、サービス設計からユースケースの詳細まで落とし込み、ユーザー体験を的確に要件へ反映しました。並行して、ユーザの行動を時系列で整理し、どこで・どんなデータを取得しデータ基盤と連携すべきかも検討を進め、開発計画案に落とし込んでいきました。</p><p>また、今回の新サービスがプラットフォームという性質だったことから、複数のAPI※の組み合わせパターンも丁寧に検証。特に、既存のチケット予約や運行状況システムなどとの連携では、必要なAPIの定義を先行して行うことで、効率的な開発進行に寄与しました。</p><p><br></p>

<h2>結果</h2><p>3ヶ月という短期間で戦略から具体的なサービス設計・画面設計、さらには実現可能性を加味した複雑な要件定義までを行えたことは、お客さまからも高く評価いただきました。</p><p>これは、モンスターラボ社内のビジネス・デザイン・テクノロジーの密な連携だけでなく、お客様側の積極的な姿勢・関与により双方の活発なコミュニケーションが生まれ、一体となってプロジェクトを推進できたからこその実現でした。</p><p>本サービスは、2023年7月に新サービス「旅CUBE」としてリリースされ、順次利用者が拡大しています。モンスターラボは今後もお客様と一体となりながら、デジタルを活用した新規サービス企画の立案や推進支援を行ってまいります。</p><p><br></p><p><img src="https://cdn.builder.io/api/v1/image/assets%2Ffb3ccc876dd442c6ae31d776377e35db%2F5e3543fd00134b8eb6abb10a627a474a"></p>

短期間で既存サービスの大幅リニューアルを強力にバックアップ

ANAの交通プラットフォームサービス「旅CUBE」のビジネス戦略・サービス設計・要件定義までを伴走支援

<h2>課題</h2><p>育児で誰もが悩むのが、赤ちゃんの食事管理。ママやパパは、月齢に合わせた離乳食や栄養バランス、食生活への疑問など、不安を抱えながら育児をしています。</p><p>アサヒグループ食品では、消費者に直接価値を提供できる方法として、アプリを開発し、和光堂が揃える膨大なベビーフードや離乳食レシピを簡単に調べることができ、かつ和光堂が強みとする栄養士とのオンライン栄養相談サービスを提供することで、和光堂ファンに寄り添った支援ができると考えました。</p><p>そこで、デジタル領域における課題解決に対して豊富な知見を持ち、同じビジネスの目線に立って考えてくれるパートナー企業が必要とされていました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボは、要求整理、UIデザイン、アプリの設計と開発、リリース、運用と、上流から一貫した支援を提供しました。</p><p>要求整理とUIデザインでは、市場調査を通じて和光堂の強みは豊富な離乳食レシピにあると判断し、離乳食レシピを中心にすることに。アプリを使うペルソナを明確に描き、困りごとを解決することで価値を提供することを軸において、プロジェクトを進めました。</p><p>実際の作業は、プロトタイプを作成してコンセプトテストを行うことで、想定しているユーザーに使いやすいものになっていることを確認しながら進めました。アジャイルな開発を支えたのは、オフショア開発。ベトナムにいる開発チームと連動しながら形にしていきました。</p><p>運用についても、情報設計やUI設計を通じて改善を容易にし、プロダクトのユーザー体験を向上しました。</p><p>このようにして、アサヒグループ食品の担当者が前々から描いていた「育児負担を軽減する」を具現化することに成功しました。</p><p><br></p>

<h2>結果</h2><p>「わこちゃんアプリ」は2022年12月20日にリリース。9ヶ月でダウンロードは3万回を突破しました。オンライン栄養相談も利用者がどんどん増え、顧客ロイヤルティの向上につながっています。</p><p>モンスターラボは今後もユーザー数を増やすための施策、育児を楽にするための機能の開発などの支援を続け、アサヒグループ食品の成長をサポートしていきます。</p><p><br></p><p><img src="https://cdn.builder.io/api/v1/image/assets%2Ffb3ccc876dd442c6ae31d776377e35db%2F57533b11c6ee4fe7b29e2b60de656159"></p><p><br></p>

プレママやママ、パパの育児負担を軽減「わこちゃんアプリ」

育児支援アプリ「わこちゃんアプリ」で、お客さまと直接点を持って価値を提供

<h2><br></h2><h2>課題</h2><p>アイビー化粧品の販売員は販売管理アプリ「アイビーレジ」を手にご愛用者さま先を訪問し、ご愛用者さまに合わせた商品を提供しています。ご愛用者さまの悩みの中でも多いのがシワ。そこで、新たに開発したシワ改善の薬用クリームの発売に合わせて、シワを認識する肌解析システムがあれば、カウンセリングの質をさらに高めることができると考えました。</p><p>販売員が持ち歩く端末のカメラで写真をとってシワを点数化しようとなったものの、肌解析で必要になるAIは当時まだ新しい技術だったため、アイビー化粧品の要望を実現することができる、知識やノウハウを持つパートナーを探していました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボは最先端のAI技術を扱うことができるAIエンジニアを抱えており、アイビー化粧品のアイディアをもとに、ソリューションを構築しました。アイビー化粧品にとってAIは新しい技術だったこともあり、実現できること、できないことの説明は丁寧に行いました。</p><p>技術としては、コンピュータが取り込んだ画像から情報を引き出すコンピュータビジョンと機械学習を使い、肌分析エンジンを構築しました。コンピュータビジョンと機械学習にそれぞれ約半年をかけ、一年で完成させることができました。開発した肌解析システムは、販売員が使用するアプリのサービスの一つとして組み込まれています。それは、販売員がカメラでご愛用者さまの顔写真を角度を変えながら複数撮影し、アプリを介して肌分析エンジンにデータを送ると、シワが検出され表示されるといった機能です。</p><p>また、ほうれい線やほくろなどをシワと間違えてしまう誤検出を減らすためには、アノテーションと言われる手作業で大量のデータを使い学習させる必要があります。さらに当時は顔写真データが少なかったことから、ある程度の精度で始め、データが蓄積するとそのデータから学習して精度を上げていくというアプローチで進めました。販売員が写真を撮影してから結果が得られるまでのレスポンス時間についても、必要に応じて随時調整するなど、モンスターラボはデータの利活用の計画立案支援、そしてアジャイル開発、先端技術のPoC支援、アーキテクチャ構築などを行い、ほぼ計画通りにサービスローンチへと進めることができました。</p><p><br></p>

<h2>結果</h2><p>シワに特化した肌解析システムは当時はまだ新しかったこともあり、発表後すぐに大きな注目を集めました。また、訪問販売（リアル）、AI解析システム（デジタル）を融合させることで、アイビー化粧品の販売員の利便性の向上に貢献しました。さらに、シワの本数と評価が数字で表されるため、客観的な評価に基づきお客さまへコンサルティングができることから、販売力の強化にも寄与しています。また、蓄積されたデータを使った学習により、背景や光量により検出結果が異なるといった精度や揺らぎについても改善を図っていきます。</p><p>今後も販売員の活用をさらに促進できるような改善を進めていく計画であり、デジタルを融合した接客を継続的に支援していきます。</p><p><br></p><p><img src="https://cdn.builder.io/api/v1/image/assets%2Ffb3ccc876dd442c6ae31d776377e35db%2F1217b1afb0b24d1c8268651691553164"></p>

AI肌解析システム開発プロジェクト

AIを利用した肌解析システムで対面販売の質をさらに向上

<h2>課題</h2><p>デジタル化が加速する社会の変化に合わせて、人々の生活に浸透した電子書籍。印刷業界を長年に渡ってリードし、電子書籍事業にもいち早く参画したDNPが新規事業として乗り出したのが次世代型の楽譜流通販売事業でした。</p><p>その一環として初めに着目したのが、タブレット上で瞬時に移調（楽曲全体を楽器の音域に合わせて別の高さに移すこと）ができる電子楽譜アプリの開発。従来、各楽器の演奏者は紙に手書きで移調する作業を行なっていましたが、それには膨大な作業を伴うため、デジタル技術を駆使して瞬時に移調できる機能の実現が重要視されていました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>開発にかかる時間と生産コストを圧縮するために、DNPから要望を受けたのがMusicXML（世界的な電子楽譜のファイルフォーマット規格）に対応した有料ライブラリの有効活用。モンスター・ラボでは候補として挙げられた複数のライブラリに対して、プロダクトの要件が満たせるかどうかの技術的な調査を実施しました。</p><p>調査に基づいて選定したライブラリを活用して開発を進めるなか、ハードルになったのが専門性の高い領域のキャッチアップ。「ユーザーのニーズが見えにくく、好まれるUIがわからない」「移調したデータの正確性が判断できない」といった課題をエンジニア側で抱えていました。</p><p>解決策となったのは、テストモデルを実際に演奏者に活用してもらい、ヒアリングを行うこと。機能の実装とテスト→フィードバックの流れを繰り返すことで精度を高めていきました。</p><p><br></p>

<h2>結果</h2><p>タブレットが 1 つあれば、あらかじめ電子化された原曲の楽譜の調性を読み込み、アプリに組み込まれたアルゴリズムによって簡単に移調ができる新しい電子楽譜サービスに多くの演奏者からの注目が集まりました。</p><p>同時に、DNP では楽譜の浄書から電子化・販売、オンマンド印刷までを一貫して供する次世代型の電子楽譜流通チャネルを創出。電子楽譜事業を新たに立ち上げました。</p><p><br></p><p><img src="https://cdn.builder.io/api/v1/image/assets%2Ffb3ccc876dd442c6ae31d776377e35db%2Fb2b6d24b08144db2a7f5aa5097160774"></p>

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