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世界の多様なプロフェッショナルが集結し、戦略策定、ユーザー体験設計、モダンな開発、成長基盤構築の各フェーズに伴走し、連続したイノベーションを繰り返すことで、お客さまの変革を実現します。

事業戦略

DX推進テーマ策定支援

DXケイパビリティ評価

新規事業創出支援

KPIドリブン経営の推進支援

データを活用した新規サービス創出支援

業務・システム最適化支援

海外人材を含む開発体制構築

デザインによる組織業務改革支援

先端技術PoC支援

クロスボーダーサポート

体験設計

サービスデザイン

ソフトウェアプロダクトデザイン

ブランドエクスペリエンスデザイン

開発

アジャイル開発、DevOps支援

データ分析基盤構築支援

品質保証支援

運用保守支援・サービス成長支援

レガシーシステムのモダナイゼーション

成長基盤構築

<h2>課題</h2><p>サントリー食品インターナショナルは、2021年にリリースしたテイストやパッケージを自由にカスタマイズできるボトルコーヒースタンド「TAG-COFFEE STAN(D)」が好評を博したことを受け、ドリンクの種類を絞り、より手軽にカスタマイズラベルソリューションを試せるサービスとして「TAG LIVE! LABEL」の開発を検討していました。</p><p>「TAG-COFFEE STAN(D)」はユーザーが事前にオンラインで注文を実施するシステムだった一方で、「TAG LIVE! LABEL」は店舗にてその場でラベルを作成・発行する必要があるため、ラベルデザインの制作からカスタマイズ、プリンタへの連携まで、店舗スタッフの使いやすさを考慮したUIを設計する必要がありました。</p><p>また、ローンチに向けてスピーディーに進行する必要があったこともあり、モンスターラボが以前「TAG-COFFEE STAN(D)」のプロジェクトにてアイデアから製品化した実績を評価され、再びタッグを組むことになりました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボは「TAG LIVE! LABEL」のローンチに向けて、まずは画面の設計から着手。店舗が利用するアプリ画面や、ユーザーに見せる画面、導入企業と運営本部それぞれが使用する管理画面といった項目に対して、それぞれの業務要件を考慮しながらデザインを設計しました。制作過程においては、お客さまと密に連携しながら即座にブラッシュアップすることで、導入店舗のスタッフが難しいトレーニングを受けることなく簡単にラベルを作成・発行できるサービスを実現すると共に、運用面も考慮した管理画面を設計しました。さらに、ユーザーが目にする画面についても、”その日・その場所だけの特別な思い出”を演出するためのレイアウトや色味の調整に注力しながらデザインを実施しました。</p><p>また、開発にあたっては日本とベトナムのダナン拠点を活用した専属チームを組成してアジャイル型の開発アプローチでプロジェクトを推進。日本で担当者が聞き取った要望をベトナムチームがタイムリーに開発に落とし込むことで、迅速かつ高い精度でお客さまのニーズに応えました。</p><p>このような取り組みの結果、サービスはわずか6ヶ月という短期間でローンチを達成することができました。</p>

<p><br></p><h2>結果</h2><p>「TAG LIVE! LABEL」は2023年4月14日の東急歌舞伎町タワー開業に合わせnamco TOKYO/ ONE PIECEカードゲーム 公式ショップと１０９シネマズプレミアム新宿への導入を皮切りにその後も導入店舗を順調に拡大し、2024年12月には200店舗への導入を達成。今後さらに店舗数が増えていく予定です。</p><p>さらに、24年3月からは「TAG LIVE! LABEL」のサービスから派生し、ユーザーが自ら撮影した思い出の写真をその場でオリジナルラベルをつけたドリンクとして販売できる「SNAP DRINK」も開始し、さらにユーザーを広げています。</p><p>迅速な改修や稼働の安定化などお客さまからも高い評価をいただいており、現在もモンスターラボは日本・ベトナム両拠点を活用したスケーラブルな開発体制を提供しており、修正や運用・保守に加え、機能追加など、お客さまへの伴走を継続しています。</p>

カスタマイズラベルソリューション「TAG LIVE! LABEL／SNAP DRINK」

日本・ベトナム両拠点を活用したシームレスなデザイン〜開発連携でサービスのローンチから拡大までを伴走支援

<h2>課題</h2><p>小売店におけるセルフレジの導入は、顧客体験の向上と業務効率化に大きく貢献していますが、酒類やタバコなどの年齢確認が必要な商品を購入する際には依然としてスタッフの介入が不可欠であり、これがスムーズなセルフレジ体験を阻害する最大の要因となっていました。</p><p>実際、年齢確認作業はセルフレジ業務の70%を占めており、年齢確認業務の負担増は店舗運営コストの増加を招いていました。</p><p>また、年齢確認に伴う顧客との対話や待ち時間は、顧客満足度の低下や来店機会の損失にもつながっていました。さらに、既存の年齢確認システムでは、オフライン環境での利用やプライバシー保護に課題があったことも問題でした。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボと富士通のイギリス拠点はこの課題を解決するために協業し、小売店のアプリやキオスクソフトウェアに組み込むことができる年齢認証SDK（※）として年齢認証システムを開発しました。</p><p>このSDKは、年齢、性別、人種に関係なく、倫理的で一貫した顧客体験を提供するために機械学習、顔認識、写真照合といった最先端の技術を活用し、顧客の年齢を視覚的に評価し、確実な判断ができない場合は、光学文字認識技術によるIDチェックや、パスポートチップから抽出された高解像度写真を活用した本人確認が行われます。</p><p>また、多くの小売店ではインターネット環境が課題となることから、オンラインだけでなくオフライン環境でも動作し、デバイス上で処理を完結させることができるようにしました。さらに、ユーザーのプライバシーを尊重するために、個人データはユーザーのデバイス以外に送信または保存されることがないなど、GDPR規則に準拠した仕様で設計されました。</p><p>※SDK：Webサイトやアプリケーションに必要な「部品」や「要素」がセットになったツールキット</p><p><br></p>

<p><br></p><h2>結果</h2><p>開発されたSDKは、iOSとAndroidに対応しており、既存のアプリやPOSシステムに容易に実装が可能で、多くのセルフレジに導入されました。</p><p>セルフレジにおける年齢確認作業の自動化により、スタッフの負担は大幅に軽減。スムーズな年齢認証体験を提供し、顧客満足度の向上と併せ店舗運営コストの削減に貢献しました。</p><p>また、高いプライバシー保護機能により顧客の信頼を獲得し、年齢、性別、民族に関係なく一貫した顧客体験を提供することが可能になりました。</p>

セルフレジ向けの顔認識技術を活用した年齢認証SDK

セルフレジ向けの年齢認証SDKを開発し、スムーズな顧客体験を構築

<h2>課題</h2><p>Danske Bankのこれまでのウェブサイトは携帯端末からの閲覧を想定した最適化がされておらず、モバイルサイトのニーズに早急に応える必要がありました。。また、取り扱っている金融商品などの販売促進を目的とした企業起点での情報設計になっており顧客ニーズを捉えきれておらず、さらに運用においても、コンテンツ公開の度にページごとデザイン〜開発を行う必要があるため時間がかかり、迅速な情報提供ができないという課題もありました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>これらの課題を解決するためモンスターラボは、ユーザー調査に基づき顧客ニーズとライフイベントに焦点を当てたコンテンツを設計。モバイルファーストアプローチを採用することで、あらゆるデバイスで顧客一人ひとりに合わせた最適な顧客体験を実現しました。</p><p>また、コンテンツ管理システム（CMS）であるSitecoreを導入。パーソナライゼーションエンジンを活用し、顧客一人ひとりに合わせた情報の提供を実現しました。さらに、Sitecore Experience Platformを導入し、セキュリティを強化しました。</p><h3><br></h3><h2>結果</h2><p>これらの取り組みの結果、ウェブサイトにおける顧客満足度評価が向上し、90%の訪問者から肯定的なフィードバックを得ることができました。</p><p>また、新たに追加されたパーソナライズドコンテンツは顧客ニーズを正確に捉え、訪問者の69%が閲覧するなど大きな反響を獲得しました。サイト運用においても、CMSを導入することで編集者が自由にページやコンテンツを作成・最適化でき、迅速な情報提供も実現できる環境を実現しました。</p><p>また、本実績はSitecoreを活用した成功事例として高く評価されており、Sitecore Experience Awardsのうち、「Sitecore implementation for Content Management Strategy in Scandinavia」（2016）「the Best Business Impact or ROI from a Digital Experience」（2019）の2つの賞を受賞しました。</p>

デンマーク最大の銀行「Danske Bank」のウェブサイト

パーソナライズされたウェブサイトを通じて、デジタルバンキングにおける顧客エンゲージメントを向上

<h2>課題</h2><p>テンピュール・シーリーが販売するテンピュール® 製品は世界中の店舗で取り扱いされており、これらの店舗では他の競合メーカーと並べて販売されています。顧客の約70％は、店舗で販売スタッフが勧める商品を購入することがわかっており、スタッフに製品をよく理解してもらい、販売するモチベーションを高めることの必要性を認識していました。</p><p>しかし、従来の集合研修によるトレーニングはコストと時間がかかり、フォローアップのコミュニケーションにおいても多くの問題がありました。</p><p>さらに、世界中に商品を展開するテンピュール・シーリーにとって、すべての取扱店舗のスタッフに均一なトレーニングを提供することは難しく、これらの課題を解決するためにテンピュール・シーリーはモンスターラボと協業し、製品販売スタッフのトレーニングにデジタルを活用したソリューションを導入することを決定しました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボは研修用のeラーニングアプリケーションの開発を提案。統一された研修をアプリケーションを通して世界中の取扱店舗のスタッフに提供することで、トレーニングやコミュニケーションにかかるコストの削減とブランド理解度を高める各種機能を実装し、学習した高度な知見を活用した高品質な接客体験による顧客エンゲージメントの向上を目指しました。</p><p>提案は無事採択され、プロジェクトを戦略の策定から開発、テストまでを一貫して担当。新商品やキャンペーンなどの情報などが迅速に周知される通知機能に加え、取扱店舗スタッフがアプリを通じてブランドに対する理解・愛着を高めるための工夫として個人統計、ランキング、クイズ、トリビアなどのゲーミフィケーション機能を軸とした機能を実装しました。また、グローバルに展開するにあたり、各国のKPIやスタッフレベルに合わせたローカライズ機能の実装も実現しました。</p>

<h2><br></h2><h2>結果</h2><p>eラーニングアプリの導入により、テンピュール・シーリーの研修はデジタル化され、製品販売スタッフのトレーニングとコミュニケーションのプロセスは大幅に最適化。</p><p>販売スタッフにも継続的かつ積極的に活用されており、1日あたりの平均利用時間は13分、継続率は93％、1か月あたりのPV回数は60,000回に達するなど、従業員のブランドおよび製品理解に貢献しています。</p><p>また、このアプリにより販促活動のデータが収集できるようになったため、販売パフォーマンスの確認と改善も容易になりました。</p>

ゲーミフィケーションを活用したeラーニングアプリ『THE SLEEP ACADEMY』

デジタル化された研修で販売モチベーションとブランド理解の向上を実現

<h2>課題</h2><p>保険業界は保守的な企業が多いことから、過去数十年にわたり多くの業界が取り組んできたデジタル変革の潮流に遅れを取っている業界の一つです。</p><p>特に、コスト削減や業務最適化といった比較的容易に解決される課題も依然として残っており、他の業界と比べて競争力を維持することが難しくなっているのも現実です。</p><p>HanseMerkurは、そのような業界特有の状況においても、2011年には請求書撮影・スキャンアプリを導入するなど、伝統的な保険業界の中でもいち早くデジタル変革に取り組んできた企業の一つです。しかし、近年は顧客満足度向上を目的とした積極的な顧客エンゲージメント強化がより一層求められており、さらなるデジタル変革の必要性が高まっていました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボは、顧客エンゲージメント向上に向け新たなヘルスケアアプリケーションのコンセプトを設計。コールセンターのコスト最適化、そしてデータ活用によるサービス向上に焦点を当てたデジタル技術の活用を提案しました。</p><p>特にユーザー体験の改善を最優先事項として、新しい顧客エンゲージメントのためのモダンで洗練されたUIを設計しました。このアプリケーションは、既存のITインフラやカスタマーサービスプロセスとの完全な連携も考慮しており、HanseMerkurの既存ビジネスとシームレスに結合されています。</p><p>また、IT部門や顧客サービスセンター、ヘルスケアサービスの情報、主要なITサービスプロバイダーを含む最適な第三者ソリューションとの統合も推進。加えてAIや機械学習といった革新的な技術を活用することで、HanseMerkurの業務および顧客双方に最適なアプリケーションのコンセプトが完成しました。</p>

<h2><br></h2><h2>結果</h2><p>モンスターラボは、新たなアプリケーションコンセプトの企画と合わせ、MVPの迅速な開発を推進するための計画を設計するなど、実現可能性を考慮したロードマップの策定も支援し、高い評価を得ました。</p><p>また、新たなコンセプトについて、1,000人の顧客を対象にアンケート調査を実施したところ、10点満点中8点という過去最高の評価獲得するなど、高い顧客エンゲージメントを創出することが実証されました。</p>

ヘルスケアアプリケーションのコンセプト設計

保険業界におけるデジタル変革の促進と積極的な顧客エンゲージメントの創出を支援

<h2>課題</h2><p>世界有数の高級リゾートのブランドを保有するKerznerはあらゆる面で優れた顧客体験を大切にしており、その施設内での体験はもとより、多くの顧客において最初のタッチポイントとなるWebサイト上における体験も重視しており、パーソナライズされた最良のデジタル体験を提供するために、ウェブサイトサイトの改修を計画していました。</p><p>改修には世界各地で展開している各ブランドが保有するコンポーネントとデータを効率的に活用するためにSitecoreのマーケティング機能が統合されたWeb CMSを導入することが決定しており、公式パートナーであるモンスターラボが選定されました。</p><h2><br></h2><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボは、Kerznerのビジネスを長期的に成長させるための信頼性の高いプラットフォームを構築するため、Sitecore 9.3とSitecore Managed Cloudを活用したシステム再構築を推進。同時にUIデザインのアップデートなども実施しました。</p><p>拡張性の高いプラットフォーム・アーキテクチャを採用することで新しいリゾート施設や関連する統合予約サービスを簡単に追加できるようにしました。また、Kerznerに向けて独自にカスタマイズしたCMS機能により、編集者やマーケティング担当者がコンテンツを公開するまでの時間を大幅に短縮。アクショントリガーの実装や、高度なトラッキングシステムなどにより顧客属性ごとのパーソナライゼーション、A/Bテストなどのマーケティング活動のサポートも実現しました。</p>

<h2><br></h2><h2>結果</h2><p>プロジェクトのリリース完了後、会員の予約率は62％の改善を達成。また、登録フォームの最適化で会員登録率が13%改善、テストページでは全体の予約率が83%改善するなど、データの収集〜改善策の企画〜実装〜成果の分析までが一連のプラットフォーム上で実現できるようになり、Kerznerのさらなる成長を支える基盤となりました。</p><p>また、KerznerにおけるSitecore Managed Cloudの導入は、SitecoreにとってもMENAリージョンでの初めての実装として、公式パートナーとしても高い評価を得ることができました。</p><p><br></p>

「Atlantis」「One&Only」などを手がけるKerznerのウェブサイト

高級リゾートのブランドを超えたデジタル体験の変革に伴走

<h2>課題</h2><p>中東地域最大の経済大国であるサウジアラビアでは、新たなMVNOライセンスを発行し、電気通信市場の競争力を高めることを目指していました。</p><p>そのような状況の中、RBMにおいてもサウジアラビア市場を戦略的市場の一つとして進出を目指すことになり、中東地域のマーケットに対する豊富な知見とテクノロジー領域における高い技術力を持つパートナーを求めていました。モンスターラボは、これまでの中東地域における各種プロジェクトの成果を評価され、RBMのサウジアラビア進出のコンサルティングパートナーに選ばれました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボは、ライセンス入札から事業立ち上げまでを支援し、新規市場における事業成功に貢献しました。</p><p>現地の通信事業者と提携するためのライセンス入札において、投資家との関係構築や、入札書の作成、財務分析、市場進出戦略立案など多岐に渡りサポートし、競合他社を抑えライセンスを落札。</p><p>本格的な事業立ち上げ段階においては、マーケティング・販売・流通・顧客サービスなどのビジネスの核となる部分の戦略を立て、事業成功に向けサポートしました。</p>

<h3><br></h3><h2>結果</h2><p>モンスターラボの支援により、RBMは2022年6月にサウジアラビア市場でサービスを開始。「いつもと違う」というコンセプトが人々を魅了し、1年で数十万人のユーザーを獲得しました。</p><p>サービス開始後後も継続し、新設されたRBM現地組織との橋渡し役としてのサポートの他、商業戦略、販売、マーケティング、流通、顧客サービスの開発において戦略的サポートも提供しています。</p>

Red BullグループのMVNO『Red Bull MOBILE』

モバイル通信サービス事業のサウジアラビア市場進出支援

<h2>課題</h2><p>Wingstopは、その人気ゆえに店舗で長時間の行列が発生することが課題となっていました。そこで、顧客体験の向上を目指して注文から商品受け取りまでのプロセスをスムーズにする方法を模索する中で「顧客が自分で注文、決済、商品受け取りを完結できるセルフサービスのピックアップシステム」の導入を決定しました。</p><p>このシステムは、顧客がスマートフォンでのオンライン注文、もしくは店頭のタッチパネル式のキオスク端末で注文と決済を行うもので、注文内容はPOSシステムを通じて厨房に伝達され、調理が開始されます。出来上がった商品は保温ロッカーに保管されるので、顧客は通知を受けてからロッカーで商品を受け取る仕組みです。</p><p>この新しいシステムの実現には、UX/UIデザイン、モバイルアプリ開発、バックエンドシステム開発など、さまざまな技術を活用した支援が求められました。</p><p><br></p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>Wingstopとモンスターラボは共同でチームを結成し、プロジェクトの主要なフェーズを担当しました。</p><p>プロジェクトの初期段階では、2週間のスプリントを通じてWingstopのビジョンへの理解を深め、プロトタイプを作成して技術的実現可能性を検証しました。その後、バックエンド開発やシステム統合と並行し、本格的な顧客体験の設計とデザインの構築に取り組みました。</p><p>複数のIoTデバイスを高度に組み合わせたシステムの実現に向け、キオスク端末における優れた体験や、POSシステムと連携したペイメントソリューションの統合、ロッカーで商品を受け取り時の認証コードの生成など、細部にわたる業務要件を着実に捉えシームレスな顧客体験の実現を最優先にプロジェクトを進行しました。</p><p><br></p>

<h2><br></h2><h2>結果</h2><p>新しいセルフサービスシステムは無事に店舗に導入され、待機時間の削減、注文の正確性の向上など、Wingstopの顧客体験は大きくアップデートされました。</p><p>顧客は行列に並ぶことなく注文した商品を自分の好みのタイミングで受け取りができ、顧客満足度の向上を実現すると同時に、スタッフも注文受付や会計処理に追われることなく調理や顧客対応に集中できるようになりました。</p><p><br></p>

キオスク端末と保温ロッカーを活用したスムーズな受け渡しシステム

飲食業界における注文から受け取りまでのシームレスで効率的な体験を構築

<h2>課題</h2><p>kubellストレージが提供する『セキュアSAMBA』は、これまでサービスの開発・運用保守を外部ベンダーに頼っており、複数回のベンダー変更などを経たこともあり社内にナレッジの蓄積がされておらず、システムがブラックボックス化していました。また、プロダクトの正確なKPI取得が実現していなかったため、機能の利用状況やユーザー種別を把握できず、売り上げ向上のために必要な機能改善への意思決定が取りづらい状況でした。</p><p>そのような中、kubellグループ（当時のChatworkグループ）にモンスターラボのクライアントである株式会社ミナジンが参画。株式会社ミナジンは以前よりモンスターラボと協業してベトナム拠点でのオフショア開発を採用しており一定の成果もあったことから、kubellストレージにおいてもモンスターラボのオフショア活用を採択することになりました。</p><p><br></p><h2>ソリューション</h2><p>モンスターラボは、ベトナムのダナン拠点にて、サービスの開発計画にあわせて異なる技術領域の担当エンジニアを柔軟に調整し推進。製品理解や開発の進め方などを熟知するメンバーを軸としたラボ型開発で、海外拠点ならではのリソース面での機動力を実現。</p><p><br></p><p>まずはWindowsアプリとバックエンドの機能改修およびバグ修正から優先的して着手し、製品の安定稼働を実現。続けて、既存のテスト項目を整理しテストを自動化することで、開発品質の向上とリリースサイクルの短縮化に貢献しました。さらに、オンライン環境におけるログデータの可視化を支援し、今後の機能拡張に向けた体制を整えました。</p><p><br></p><p>また、一連の開発を通じ会得、解析した内容をNotion上で残していくことで、多言語での翻訳負荷を最小限に抑えつつkubellストレージ社内にナレッジが蓄積される体制を構築支援しました。</p>

<h2><br></h2><h2>結果</h2><p>モンスターラボの提供する海外チームでのラボ型開発を採用した結果、迅速な改修・改善に対応ができるようになり、kubellストレージご担当者が描くより売りやすい、攻めの一手としてのアクションが取れるようになりました。その結果、売上は2倍、契約数は1.4倍に増加。製品利用率も数十倍になるなど、飛躍的な成長を実現しました。</p><p>また、ブラックボックス化を解消しユーザーやサービスの利用状況が可視化されたことにより、現在ではデータ基盤の導入までを完了し、今後の事業成長に向けてデータを活用した新たな戦略の策定を行えるようになりました。</p><p>今後、kubellストレージはさらなる進化にむけた検討を進めており、モンスターラボは引き続きお客さまに伴走しながらビジネスの成長を支援いたします。</p>

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