「JUNGLIA OKINAWA」公式アプリ
ジャングリア沖縄は、世界自然遺産「やんばる」を擁する沖縄北部の圧倒的な大自然を舞台に、都会にはない興奮と贅沢の体験を届けるべく、コンセプト「Power Vacance!!(パワーバカンス)」を掲げゼロから計画が始動したプロジェクトです。既存のテーマパークの枠に収まらない全く新しい体験価値の提供を目指していました。
公式アプリにおいては、パーク自体がまだ存在していない状態で開発を進める必要があり、現場のオペレーションや施設仕様を確定しながらの並行開発という、通常のアプリ開発とは根本的に異なる不確実性がありました。
こうした状況において開発ベンダーには、ユーザー・現場双方の課題を解決するインターフェースの設計・デザイン力に加え、刻々と変化する要件に即座に対応できる柔軟性が求められました。さらに、開業後には実際の運営を通じて初めて顕在化する課題への迅速な対応も不可欠であり、リリース後も継続的な改善サイクルを維持できる体制が重要でした。
こうした高い要求水準に応えるべく、ホスピタリティ・CX領域における高度な知見を有し、テーマパークやエンターテインメント施設向けアプリの開発実績を複数持つモンスターラボがプロジェクトに参画することとなりました。
モンスターラボは、UI/UXデザイン、開発、そしてリリース後の運用・改善までを一気通貫で支援。プロジェクトの初期段階では、パークの世界観を体現しつつ実用性を担保したMVP開発に着手し、位置情報技術を活用したパークマップやリアルタイムの待ち時間表示、外部チケットシステムとの連携など、来場者の利便性に直結するコア機能を優先的に実装しました。
開発プロセスにおいてはアジャイル手法を全面的に採用。パークの建設状況や運営側の細かな依頼や優先度の変更に対しても柔軟に対応できる開発体制を構築しました。複数ベンダーが連携する体制の中でモンスターラボのデザイナーも現場起点で参画し、開発スプリントに合わせたデザイン主導の仕様定義を推進しながら、ブランドの世界観を損なわないインターフェースを実現しました。ゲストアンケートの分析やユーザビリティ評価をもとに潜在的な課題を継続的に洗い出し、パーク体験の改善につながる提案へと転換し、実装までを一貫して実行しました。
さらに、開発には当社ベトナムチームも参画し、日本メンバーとともにワンチームでDevin、Copilot、Claude Code等の複数AI Agentを活用したAI駆動開発を推進。グローバルな開発体制とともにAIによる大幅な開発効率化を達成することで、迅速な開発を実現しました。
開業日というデッドラインに向け建設中のパークと並走しながら開発を進め、グランドオープンに先立ち公式アプリをリリース。現在までに数多くのゲストの体験を支えています。
開業後は、実際の運営を通じて顕在化したさまざまな課題に対し、ジャングリア沖縄に伴走しながら、クライアントからの改善依頼に応えるとともに、積極的に改善提案を行いながら対応を重ねました。高速なスプリントサイクルで改修を続け、紙チケットから移行した抽選整理券のデジタル配布機能の実装や、実際のゲスト体験をもとにしたマップ画面をはじめとするUIの刷新など、多岐にわたる機能拡充を実施。
さらに、現場でのアトラクション運営の変更やゲストオペレーションの改善など、開業後の現場運用から得られたフィードバックを即座に機能へと落とし込み、開業から約1年間で30回弱のバージョンアップを実施。パークの進化に合わせた継続的な最適化を図っています。
顧客企業からは、技術的な実装力だけでなく、運営の変更や環境の変化を敏感に察知して形にする伴走の姿勢に深い信頼をいただいており、今後はアプリを超えたデジタル起点でのパークのさらなる課題解決なども視野に、ジャングリア沖縄とともにさらなる体験の深化を共創していきます。
画像提供:ジャパンエンターテイメント
“海外リソースを使ってスピード感のある開発を行いたいと考え、ベトナムのオフショア開発の実績が豊富なモンスターラボさんにお声がけしました”
インタビュー記事