PWAは、Webサイトをネイティブアプリのように使えるようにする技術。
本記事は、実際のサービス開発やデジタルプロダクト開発にPWAを導入した成功事例を紹介。PWA開発のメリット、成功のポイントを詳しく解説しています。
目次
PWAは、Webサイトをネイティブアプリのように使えるようにする技術のこと。
Android、iOSなどのデバイスに縛られずに使用することができるクロスプラットフォーム技術です。
素早い読み込み操作が可能になり、ユーザビリティの向上に大きく貢献できるとして、Googleが導入を推奨しています。
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PWA開発を実施することにより、どのようなメリットが得られるのでしょうか?ネイティブアプリ開発との違いをもとに解説していきます。
あらゆるデバイスに対応したネイティブアプリをリリースするには、 Android/iOSそれぞれに対応した専用アプリの開発が必須。
しかし、PWAはあらゆるデバイス・OSで利用することができるので、必要な開発を1つのプロダクトに集約できます。
ネイティブアプリのリリースにはアプリストアへの申請及びそれぞれのアプリストアのガイドラインに基づいた審査を通過する必要があります。また、アップデートを実施するたびに運用コストがかかります。
しかし、PWAはWebサイトから直接ダウンロードさせるので、ストア申請やアップデートなどの手間がかかりません。
WebサイトであるPWAはオーガニック検索からの流入が見込めます。コンテンツマーケティング戦略において、検索からユーザーにリーチできることは大きなメリットです。
一方、ネイティブアプリは基本的にアプリストア経由でしかユーザーとのタッチポイントを持つことができず、一度アンインストールされたアプリは再びユーザーと接触する機会は再インストールしかありません。
PWAは検索から流入してきたユーザーに対して何度もリーチすることができ、インストールしていないユーザーにも情報を届けることができます。
実際にサービスやプロダクト開発にPWAを導入した事例を詳しく紹介します。
ユニメイトは、レンタルユニフォーム事業を展開する企業。
同社が課題に感じていたのは、自己申告や手作業によるサイズ集計時にヒューマンエラーによるサイズ違いが頻発し(最大実績で返品率40%超)、返品や交換に多大な労力とコストが発生していたこと。
同社の『AI×R Tailor(エアテイラー)』は、AI画像認識を活用した自動採寸PWA。撮影した画像から適切なユニフォームのサイズを導き出す画期的なサービスです。
モンスターラボは、サービスの改善を目指す同社のデジタルプロダクト開発に企画段階から参画。プロダクト開発の全工程を担当し、現在もさらなるサービスの向上を目指した支援を継続しています。
開発に際し、ストアからのダウンロードが不要なマルチデバイス対応のPWAでの開発を実施し、ストア申請やバージョン対応にかかる時間・労力の削減を実現。開発・運用コストを抑えることに成功。
リリース後も、想定していたレンタル事業の業務効率化のみならず、コロナ禍の影響で手作業による採寸ができていない現場からの問い合わせがあるなど、新たな展開につながっています。
アジア航測社は、航空測量をベースとして事業を展開する空間情報コンサルタント企業。
モンスターラボでは同社より航空レーザ測深機材を活用した新サービス開発の依頼を受け、リサーチ・企画・設計・デザイン・開発といった全工程を担当しました。
ビジネスモデルの立案から参画し、2019年10月25日のサービスリリース以降も伴走型のプロダクト運用支援を行っています。
従来、toB向けの事業を展開していた同社は、toC向けのサービス展開の先駆けとして釣り人向けのメディアサービス「釣りドコ」をリリース。本アプリを活用することで、測量した水中の地形データを活用して海底地形マップを見ることが可能です。
当初はiOSのネイティブアプリ開発を想定していましたが、すでにネイティブアプリをリリースしている釣り向けのサービスの競合が多く、同等以上のクオリティを求める場合の投資額が大きくなってしまうことが予測されていました。
モンスターラボは納期・予算の圧縮をはじめプロモーション面のメリットなどを考慮した施策としてPWA開発をご提案し、開発を実施。
PWAでアプリを開発したことにより、リリース後のコンテンツマーケティング戦略においてもオーガニック検索での流入を見込むことが可能になり、OSごとの開発やストア対応が不要となりました。
PWAの導入により、Webサイトをネイティブアプリのように活用できるだけでなく、ページ読み込み速度の向上やオフラインでの閲覧など、モバイルサイトのユーザーのUXを改善する施策としての効果も期待できます。
また、ネイティブアプリ開発のように、それぞれのOSごとの専用アプリの開発やストア申請などの手間がかからないため、開発や運用にかかるコストを抑えたい場合にも適しています。
加えて、オーガニック検索での流入が見込めるため、コンテンツマーケティング戦略にも活用できます。ネイティブアプリよりもモバイルサイトの方がユーザーニーズが高い場合や、競合サービスが既にネイティブアプリをリリースしており参入障壁が高い場合などもPWAの導入をおすすめします。
モンスターラボは、約20年にわたるサービス・プロダクト開発実績から得られたデジタル領域の知見や技術力を活かし、デジタルプロダクト開発事業を展開しています。
先端テクノロジーに対応した高度なIT人材があらゆるプラットフォーム上での開発を支援します。アジャイル開発とDevOpsによる柔軟な開発進行や、国内外のリソースを活用したスケーラブルな開発体制の構築も可能です。 また、リリース後の保守運用や品質向上支援まで伴走可能です。
モンスターラボが提供するサポートの詳しい概要は以下リンクをご確認ください。