大手物流企業のドイツ顧客向け発送手配アプリケーション
ドイツGLSはこれまでBtoBビジネスに注力していた背景があり、BtoC領域への参入は競合他社に比べ大きく遅れをとっていました。
消費者向けデジタルプロダクトのユーザーは、業務向けのユーザーと比べ、より直感的で、快適に、楽しく、簡単に使うことができるサービスを求める傾向があり、最近ではシームレスにデジタル化された体験ができることが一般的になる中、ドイツGLSにおいても、ビジネスを成長させ、BtoC領域へと参入していくためには、優れたユーザー体験を迅速に提供する必要がありました。
そのため、ドイツGLSは業界最高峰のデジタルを通したユーザー体験を創造することを目標に掲げ、デジタル専門の部門である「GLS NXT」を創設し、顧客向けアプリケーションの共創のための戦略的パートナーを探していました。
モンスターラボはグローバル市場における調査を実施。顧客向けアプリケーションに必要とされる機能やトレンドなどの洗い出しを行いました。このプロセスにより、単一利用の顧客に複数回利用してもらうこと(リピーター化)の重要性が明確になり、中でもアプリケーションにおいては直感的な体験が必要とされていることが見えてきました。
これらの知見を元にプロトタイプを作成し、UI/UXおよび機能のブラッシュアップを実行しました。
基本的な店舗の検索機能などに加え、追跡番号の入力などが不要でアカウントに反映される「宅配便の発着管理」や、アプリ上で宅配物を識別しやすくするために絵文字でアイコンを設定できる「カスタムラベル」、LiDARを活用することにより迅速に発送手続きを進めることができる「ARサイズ計測」など、優れたユーザー体験を提供する複数の機能を開発し搭載しました。
アプリケーションは、デジタル決済ツールである「Braintree」やeコマースプラットフォームの「Commercetools」を始めとしたサードパティーツールとの連携機能の実装を行い、2023年の9月に正式版としてリリースされました。
直感的な5ステップの操作で発送手配を行うことができる点や、リアルタイムな配送状況がアプリへと自動反映される点など、優れたユーザー体験が評価され、リリースしたアプリケーションはアプリストアで星4.7の評価を獲得。
同時に、ドイツGLSは基本的なサービスを提供する会社から、新たな試みで業界をけん引していく会社というブランドイメージを創り出すことができました。
モンスターラボは、引き続き「GLS NXT」との提携を継続し、プラットフォームを管理するとともに、アプリケーションの改善を実行しています。