従業員SNSと一体化した飼育管理アプリ
マンダイ・ワイルドライフ・グループでは、全ての施設に合計で450名程の飼育員が働いており、各自が複数の動物を担当し、餌やりや健康状態の確認、トレーニング、ショーなどの対応をしています。そのため、動物の管理記録や飼料の発注依頼といった業務は一度、現場で手書きでメモしたものを元に、後にオフィスで記録システムに入力するという運用をしており、タイムリーに共有されない状況でした。また、記録システムも複数の種類が存在しており、入力内容によって切り替えを行う必要がありました。
このような状況の中、オフィスでの飼育員同士の情報交換のタイミングが合わないことが多く、飼育員同士のやりとりは上記システムのほか、各自のチャットアプリを使用せざえるを得ず、情報を転記する工数に加え、各自のコミュニケーションコストも大きな課題となっていました。
これらの課題を解決するために業務用アプリケーションの導入を検討し、パートナーとしてモンスターラボが選定されました。
モンスターラボは、各施設での現在の業務内容の把握・分析から着手するため、プロジェクト初期においては実際に動物園をはじめとする施設に複数回伺い、飼育員の業務を見学しました。
分析を元に業務内容に基づく7つの機能を提案。
中には、日次のタスクを確認することができる「朝会チェックリスト機能」や、動物ごとの飼育業務を把握するための「食事記録機能」「カレンダー機能」、従業員同士のシームレスなコミュニケーションを実現するための「社内SNS機能」などが含まれ、各種課題を統合的に解決するための飼育アプリを企画しました。
また、画面設計についても、実際に飼育員が現場でその場で入力をするシーンを考慮しボタンを大きくするなど、実際の業務プロセスに基づいて細部まで使いやすさにこだわった設計を実施いたしました。
アプリは4ヶ月ほどで構築され、実際の運用が開始されました。
これまでは各業務により記録システムを切り替える必要があったり、着替えてからオフィスで入力していた作業が、どこからでもスマートフォンから簡単にできるようになり、業務の大幅な効率化を実現しました。また、飼育員同士のコミュニケーション課題についても、新たに構築した社内SNSを活用することによって、より積極的なやり取り、情報交換が行われるようになりました。
アプリの導入後、これらの業務効率化によって動物たちへのケアの質も向上したといいます。
モンスターラボは、マンダイ・ワイルドライフ・グループに伴走し、テクノロジーを活用したソリューションを提供することで、飼育員のみならず、動物にとってもメリットのある優れた価値を創出することができました。