ニューヨーク・マンハッタンを一望できる展望施設「トップ・オブ・ザ・ロック」では、高層ビル群の眺望そのものが大きな魅力であり、来場者からは見えている建物について詳しく知りたいというニーズがありました。
一方で、「トップ・オブ・ザ・ロック」が高い人気を誇るのに対し、同ビル地下2階に位置する商業エリアは多くの来場者に認知されておらず、展望体験の感動をロックフェラー・センター全体の回遊へとつなげることが課題となっていました。
しかし、この課題にデジタル技術で対応しようとすると、上空では電子コンパスが正確に機能せず、地下ではGPSが利用できないという技術的制約がありました。さらに、アールデコ様式の歴史的建造物であるロックフェラー・センターでは、建物を傷つける改修が認められておず、アンテナやセンサーの設置も困難でした。そのため、従来の位置情報技術を前提とした施策は適用できない状況にありました。
モンスターラボは、スマートフォンをかざすだけで目の前に広がる景色を理解できる、AR(拡張現実)ビューファインダー機能を中核としたアプリを開発。ランドマークや建築情報、ポップカルチャー、近隣エリアの情報など、複数の切り口からニューヨークの景色を解説することで、眺望体験そのものを拡張しています。
さらに、屋内での道案内機能やチケット購入導線をアプリ内に統合することで、展望台から地下商業エリアまでのスムーズな回遊を実現しました。
また、柔軟なインフラストラクチャ上に構築することで、市場や施設ごとの機能追加・入れ替えにも対応可能な、高い拡張性を備えた設計としています。
", "content2": "本プロジェクトにより、チケット売上の増加および現地でのロイヤルティプログラム利用拡大を達成しました。また、悪天候時でも楽しめるコンテンツを提供することで、天候に左右されない顧客体験を実現し、App Storeでは4.5という高い評価を獲得しています。
加えて、屋内ナビゲーション機能によって地下商業エリアへの送客数が増加し、テナントの活性化にも貢献し、施設全体の価値と有用性を最大化することに成功しています。
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