Adyen Balance Platformの統合設計・機能拡張
Amiliaは、スポーツクラブやサマーキャンプ、YMCAなど多様な施設・団体が日々の予約・決済・会員管理を行うプラットフォームとして、北米を中心に1,500以上の組織に導入されています。直近の取引規模の拡大を背景に、決済インフラをより堅牢で戦略的な基盤へと進化させることを次の重要テーマとして位置づけていました。
なかでも、加盟店が支払いトラブル(チャージバック)に自律的・迅速に対応できる仕組みの整備と、加盟店の財務状況をリアルタイムで把握・管理できる運用体制の構築は、加盟店との信頼関係とプラットフォームの信頼性に直結するとして、優先課題に位置づけていました。
Amiliaは、課題解決に向けAdyen Balance Platformの新機能を最大限に活かす形を計画。Adyenのサービスパートナーであるモンスターラボとともにプロジェクトに挑むことになりました。
モンスターラボは、Amiliaのプロダクトチーム・エンジニアリングチームと密に連携しながら、設計・計画から機能拡張まで包括的に支援しました。
まず、ワークショップを通じて既存の業務フローを丁寧に整理し、Adyen Balance Platformのアーキテクチャや統合要件を精査しました。加盟店がダッシュボード上で支払いトラブルの確認・対応・ステータス管理をセルフサービスで行えるUXを設計し、管理者側のダッシュボードについても対応フローの効率化を念頭に置いたワイヤーフレームを作成。Adyenの要件を網羅した優先度付きのフィーチャーバックログと詳細な技術ドキュメントを整備し、開発チームがスムーズに実装フェーズへ移行できる状態を整えました。
あわせて、Adyenの機能を拡張する形でAmilia専用の財務管理ダッシュボードを設計・開発。加盟店の審査ステータスの可視化、入金スケジュールの管理、残高マイナス時のチャージ対応に加え、残高状況を段階的に通知するアラート機能も実装。Slackとのリアルタイム連携により即時対応を可能にするとともに、Adyenが補償送金を実行した際に自動検知・通知する仕組みも構築し、運用の透明性と信頼性を高めました。
Amiliaは、本プロジェクトを通じてAdyen Balance Platform統合に向けた検証済みのロードマップと、加盟店・管理者双方の体験を見直したUX設計資産を確立しました。開発チームがスムーズに実装フェーズへ進める状態が整い、支払いトラブル対応の透明性と処理効率の向上が期待されています。
また、財務管理ダッシュボードの開発により、加盟店の財務状況の把握と迅速な対処が可能となり、プラットフォームの運営効率と信頼性の向上に貢献しています。
決済インフラを事業の長期的な基盤として捉え直したこの取り組みは、加盟店との信頼関係の強化につながると期待されており、モンスターラボは引き続きAmiliaの決済基盤の進化を支えるパートナーとして伴走しています。