ファッションレンタルプラットフォーム「Tulerie」
拡大を続けるファッションレンタル市場のなか、新規参入するTulerieが存在感を示すには、他にはない体験価値を打ち出すことが不可欠でした。
高級ブランドを扱うファッションレンタルプラットフォームでは、安心して利用できる取引体験や、偽物や商品の状態に関する不安を払拭する仕組みが求められます。同時に、ラグジュアリー感を損なわないデザインや世界観をどう表現するかも重要なテーマでした。さらに、決済や配送といった取引プロセスの摩擦を最小化し、利用者に信頼を与える仕組みを整える必要がありました。
また、Tulerieはサービス立ち上げ後にも継続的にプラットフォームを進化させるために、外部に依存せず自走できるよう社内で開発体制を構築することも検討しており、スキルトランスファーも見据えた内製化支援にも対応した外部のパートナーを求めていました。
モンスターラボは構想段階からTulerieに伴走し、ユーザーリサーチで得られたインサイトをもとに体験設計とデザインを行いました。短い開発期間のなかでプロトタイピングとユーザーテストを繰り返すことで、直感的に使える操作性とラグジュアリーな世界観を両立。見た目の洗練だけでなく、実際の利用シーンに耐えうる堅牢さを備えたアプリケーションの構築までを推進しました。
加えて、単なる貸し借りの仕組みにとどまらず、ユーザー同士が交流し、つながりを感じられるコミュニティ機能を設計。ファッションを介した新しい出会いや体験を大切にするよう、単なる「プロダクト」に止まらず、「プラットフォーム」を提供する仕組みを強化しました。
決済面ではStripe Connectを統合し、貸し手と借り手双方が安心できる安全なフローを実現。さらに、ブランドの世界観を体現する撮影ディレクションを行うことで、感度の高いユーザーが納得できる一貫したサービス体験を提供しました。
そして、一連の支援を通しTulerie社内にエンジニアリングチームを立ち上げ、スキルトランスファーを兼ねた支援を実施。自走可能な開発体制への移行をスムーズに実現しました。
アプリは2018年夏、無事リリースを迎えました。公開直後から大きな反響を呼び、The New York TimesやWall Street Journal、Who What Wearといった主要メディアに取り上げられています。さらに、SXSWでは創業者がスピーカーとして登壇し、業界内外から注目を集めました。App Storeでも4.8という高評価を獲得し、洗練されたユーザー体験が広く評価されました。
現在もTulerieは、アプリと社内に構築したエンジニアリング体制を活かし、ユーザーコミュニティの成長とともにサービスを進化を続けています。