山口フィナンシャルグループ|福利厚生サービスアプリ『イネサス』

山口フィナンシャルグループ|福利厚生サービスアプリ『イネサス』

地場に根付く地域循環型の福利厚生サービスを開発し、地域活性化に貢献

山口フィナンシャルグループは、山口銀行・北九州銀行・もみじ銀行といった3つの地方銀行を傘下に持つ金融持株会社。「地域を超えて未来のために」のスローガンのもと、地域発展への貢献をミッションとして掲げています。

同社は、2021年2月に全国の地銀で初となる企業の福利厚生を代行する新会社「イネサス」を設立。福利厚生事業を通じた地域の課題解決に取り組んでいます。

モンスターラボは新規設立の福利厚生事業会社の名前を冠した福利厚生サービスアプリ『イネサス』の開発に企画段階から参画。要件定義からUX/UIデザイン、プロダクト開発までの工程を担当しました。

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課題

2020年より続くコロナ禍の影響により人々の働き方が大きく変化し、企業の福利厚生にもニューノーマルに即した在り方が求められることに。しかし、既存の福利厚生サービスは多々あるもののカバー領域が都心などに限定されるケースが多く、山口フィナンシャルグループでは地方のニーズを満たす最適なサービスの必要性を実感していました。

新会社として設立されたイネサスが目指したのは、山口フィナンシャルグループが持つ地域基盤を活かした地域循環型の福利厚生サービスの提供。地場企業で働く従業員の満足度向上を担いながら地域内消費を促進することで、地域活性化への貢献を目指していました。

プロダクト開発に際して課題となっていたのは、アプリ開発の知見の不足。地域のユーザーの生活に密着したサービスとして実際にアプリを利用してもらうには、要件定義からUX/UIデザインに到るまでアプリ開発の全行程に関する専門知識を持ったパートナーが必要とされていました。

ソリューション

モンスターラボは、はじめに山口フィナンシャルグループがテスト用に展開していたサービスを分析。契約企業や優待クーポンを提供する店舗オーナーなど、ステークホルダーの整理から着手しました。

続けて、ペルソナの再設計を行い、利用シーンを想定したユーザーストーリーを作成。候補に挙がっていた機能を各シーンと結びつけ、優先順位の取り決めを行いました。

開発手法には、要件変更に強いアジャイル開発を提案。素早いサービスインを実現するために必要最低限の機能にスコープを当てつつ、リリース後の機能拡張も見据えたプロジェクト実行計画を立案しました。

管理システム開発時に考慮が必要だったのは、イネサス・導入企業・クーポン提供店舗と管理画面を操作するロールが3つに分かれていたこと。業務フローの違いに配慮しながら、それぞれのロールごとの操作性を損なわない仕組みを構築しました。

また、フロントエンド開発においてはユーザビリティを重視。導入企業の従業員とその家族が利用することを念頭に登録方法を思案し、ステップを最小限に抑えたシンプルな仕組みを導入しました。

結果

地域密着型の新しい福利厚生サービスとしてリリースされた『イネサス』は山口・広島・福岡の3県で展開され、現在4000店舗を超える加盟店が優待クーポンを提供しています。

第1フェーズでは加盟店舗検索とクーポン利用に機能を絞ってのリリースとなりましたが、モンスターラボは追加機能装着に向けた開発を続けています。

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記事の作成者・監修者

モンスターラボ DXブログ編集部

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