株式会社ShareTomorrow|&MOVE公式LINEアカウント『ららぽーと福岡 無料バス乗車券アプリ』

LIFFアプリを活用し、交通渋滞の緩和と集客促進を同時に実現

2022年4月25日に、福岡市博多区にオープンした大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」(以下「ららぽーと福岡」)。

モンスターラボは、同施設を管理・運営する三井不動産グループとShareTomorrow社(三井不動産グループ発の新規事業の開発・推進を担う会社として2021年7月に設立)が提供するMaaSサービス『&MOVE』の基盤を活用した無料バス乗車券アプリの開発を担当しました。

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課題

「ららぽーと福岡」は九州初出店の57店を含む、222店舗が出店する大型商業施設。九州初進出の「ららぽーと」ということもあり、開業前から各種メディアで取り上げられるなど大きな話題になりました。

近隣住民からの注目と期待を集める一方で懸念されていたのが、施設駐車場の混雑と近隣の交通渋滞でした。

不動産業×テクノロジーを軸に、さまざまな新規事業の開発・推進を行うShareTomorrow社は、既存ローカルバス(西鉄バス)と連携した無料バス乗車券の配布による混雑緩和を計画。施設オープンまでの2ヵ月という短期間でのデジタルプロダクト開発が求められていました。

ソリューション

モンスターラボは、ShareTomorrow社が東京都・日本橋エリアで提供しているMaaSサービス『&MOVE』の公式LINEアカウントの活用を提案。

ららぽーと福岡向けの無料バス乗車券配布機能を新たにLIFFアプリ(※1)として実装することで、短期間でのサービス提供を可能にしました。

LIFFアプリ開発時に注力したのは、LINE公式アカウントの友達追加以降のアクションを最低限に抑えること。より多くのユーザーに利用してもらえるように、3タップで簡単に発券できる画面設計を採用しました。

また、既存のデジタルチケットをリサーチし、画面の表示形式を模索。バス運転手のオペレーションに支障が出ないように西鉄バスとも連携を取り、不正防止のために動的なアクションを取り入れるなど、さまざまな工夫を取り入れました。

結果

わずか2ヵ月の間にインフラの整備〜システム開発〜データ分析基盤の構築まで実現し、事前告知に合わせたタイミングでLIFFアプリをローンチすることができました。

2022年4月25日の施設オープンから同年のGW期間にかけて、約2万人の新規ユーザーを獲得し、1万を超える乗車券が発券されるほどの盛況ぶりを見せました。

また、ユーザーアンケートでは多くの利用者が満足と回答するとともに、利用者のアンケート調査では、本施策による来館者の推定約50%のユーザーが無料乗車券が来店のきっかけになったと回答しました。また、同施策での来館者のうち約3割のユーザーを自家用車での来訪予定からバス利用に誘導できたこともわかり、渋滞緩和策の効果だけでなく集客促進を実現することができました。

モンスターラボは、さらに利用者データの分析を行い、施設利用者のさらなる満足度向上を継続的にサポートしていきます。

■公式サイト➡︎ららぽーと福岡

(※1)「LINE Frontnend Framework」の略称。LINEが提供するwebアプリ用プラットフォーム

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記事の作成者・監修者

モンスターラボ DXブログ編集部

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