BIPROGY|外国送金受付ワークフロー『SurFIN®(サーフィン)』

日本ユニシス|外国送金受付ワークフロー『SurFIN®(サーフィン)』

顧客の利便性向上と業務効率化を実現した外国送金受付ワークフロー『SurFIN®』

『SurFIN®』は、金融機関における外国送金の受付から対外決済までの全行程をデジタル化できる営業店向けワークフローソリューション。2019年7月より販売開始し、全国の金融機関で既に利用が始まっています。

BIPROGY株式会社(旧:日本ユニシス)は、個人向け外国送金事務がデジタル化されていないことに着目し、金融機関へのヒアリングを重ね、金融機関の外国送金受付事務を効率的に処理できるワークフローシステムをサービス化しました。

金融機関で外国送金を利用する者にとって分かりやすく、使いやすいユーザインターフェースを実現するため、モンスターラボではリサーチから設計・デザインまでの工程を担当しました。

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課題

従来の金融機関の個人向け外国送金事務は、手書きの送金依頼書を受付し、勘定系等の端末に手入力するといったアナログ事務が中心となっており、初めて取引依頼を行う顧客や日本語が通じにくい外国人顧客の場合は、受付だけで60分~120分程度かかっていました。

加えて、アンチ・マネー・ロンダリングの国際的な規制強化に伴い、金融機関は、顧客の送金依頼内容や各種証跡書類の受付確認など外国送金における事務体制の強化が求められ、さらなる業務負荷が発生。

顧客側のユーザビリティと金融機関側の業務効率を同時に改善するために、ワークフローのデジタル化が求められていました。

ソリューション

デザイン領域の開発を依頼されたモンスターラボでは、グループ会社のA.C.O(デザインコンサルティングファーム)と協業して、業務フローの洗い出しとリサーチ(競合調査・ユーザーリサーチ)を実施しました。

実際に営業店で外国送金の手続きを試し、社内の外国籍スタッフにヒアリングを行うことでユーザー側の状況を把握。同時にクライアントに入念なヒアリングを行ったり、外国為替の手続きに関する書籍を読むことで、営業店側でどのように業務フローに落とし込んでいるのかを正確に理解しました。

顧客が記入する依頼書をタブレット端末向けにWebフォーム化するにあたっては、入力項目の手順を最適化し、もっとも効率が良くなる手順を模索。一画面にどれだけの情報を載せるか、手続き最後の確認画面で手数料などの内訳を明示するなど、細かな部分にまでこだわりました。

結果

従来の手書き形式からタブレット入力に変更したことでユーザー側のヒューマンエラーが減るとともに、入力情報をデータ化することによって営業店側の手続き後の業務が飛躍的に改善されました。

また、随所にポップなデザイン(明るい配色・柔らかいフォント)を採用したところ、親しみやすいと高評価を得ました。

第1フェーズ向けに提案したデザインは、ほぼ手直しが入ることなく無事にリリース。現在は新たな機能追加に向けた第2フェーズのデザイン・設計に携わっています。

関連情報

■公式サイト ➡︎ SurFIN® (※SurFINは、BIPROGY株式会社の登録商標です)

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記事の作成者・監修者

モンスターラボ DXブログ編集部

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