〜デジタル社会におけるマイナンバーカードを用いたトラストサービスの共創を推進〜
弊社とマイナンバーカードを活用したデジタルIDソリューション「xID(クロスアイディ)」を提供するxID株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:日下 光、以下「xID」)は、デジタル社会におけるマイナンバーカードを用いたトラストサービスの実現を目的に、業務提携契約を7月9日に締結いたしましたのでお知らせいたします。
■本提携の背景と目的
現在、Society5.0(超スマート社会)の実現に向けて社会全体のデジタル化が進展する中、信頼性あるデータやデータ流通基盤を確保するため、送信元のなりすましやデータの改ざん等を防止する仕組みであるトラストサービスの重要性が増しています。
そのトラストサービスの実現において、デジタルIDは大きな役割を担います。特に近年は、デジタル世界における最高位の身分証でもある“マイナンバーカード”の普及率が向上しており、官民様々なサービスでの活用が期待されています。
一意性が担保されたデジタルIDである“マイナンバーカード”を公的個人認証で各種サービスを連携することで、データの信頼性(“トラスト”)やプライバシーを担保した仕組みを構築し、安全かつ利便性の高いサービスを提供することが可能となります。一方でマイナンバーカードを活用した民間サービスの活用事例は日本でもまだ少なく、導入支援の担い手もまた、不足していました。
本提携により、マイナンバーカードと連携し、本人確認機能や電子署名、パスワードレスログイン機能を持つxIDアプリや、簡単に実装できる開発者向けAPIをもとに、弊社がコンサルテーションから実際のサービス実装・運用までのサービス構築を行うことで、デジタル社会におけるマイナンバーカードを用いたトラストサービスの実現を目指します。
また、利便性を担保しながらも、信頼性の高い認証手段を用いたサービス構築というケイパビリティの獲得により、クライアントへの提案の幅を広げ、より利用者観点でのサービス価値向上を図ります。
■今後の展望
今後、デジタル化社会が発展をとげた暁には、今まで以上の情報がサービスを通して交差することになり、信用および信頼における要求水準がより高まります。そのような信用コストが高いデジタル社会の中で、サービス提供の先にいるユーザーの権利やプライバシーをシームレスに担保することで、ユーザー自身がより大きなメリットや有意義な情報を享受できる基盤の共創を構想しています。構想実現に向け、クライアントともコラボレーションしながら、様々なソリューション提供への取り組みを推進して参ります。
■モンスターラボ代表取締役社長 長田 寛司のコメント
個人認証サービスは今後より普遍的かつ恒久的なデジタルIDへと移行していくことが予測されます。弊社のサービス提供先であるクライアントと、そのさらに先にいるユーザーにこの分野での価値を提供することが、弊社の提供価値向上につながると信じています。様々な分野の企業のデジタルトランスフォーメーションを引き続き推進し、半歩先の未来を見据えた挑戦を、xIDと共にできることを楽しみにしています。
■xID 代表取締役社長 日下 光氏のコメント
あらゆる産業のデジタル化が求められている昨今、デジタル社会においては信頼あるデータの利活用によるDXの推進が求められています。経済活動の起点である「人」の信頼(トラスト)を担保できるマイナンバーカード、デジタルIDは、これからのデジタル社会の最重要ツールだと考えています。一方で、未だマイナンバーカード・デジタルIDを活用した日常的に誰もが利便性を感じられるようなサービスは、決して多くありません。この業務提携を通して今後、様々な分野の企業のデジタルトランスフォーメーションに貢献し、これまで多くの付加価値サービスを生み出してきたモンスターラボ社と共に、より多くの方に、日常的にも利便性を感じてもらえるようなマイナンバーカード・デジタルIDを活用したサービスを日本に生み出していきたいと考えております。
■xID株式会社 会社概要
xID株式会社は「信用コストの低いデジタル社会を実現する」をミッションとして掲げ、マイナンバーカードを活用したデジタルIDソリューション「xID」を中心に、次世代のビジネスモデルをパートナーと共に創出するGovTech企業です。
官民双方で信頼される中立的なデジタルIDソリューションとして、これまで不可能だった企業間や官民の壁を超えた、“信頼あるデータの利活用“をスムーズにし、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会、Society5.0を実現していきます。
xIDコーポレートウェブサイト:https://xid.inc