課題解決のためのDX推進ストーリー(最新版)

ビジネスにおける「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは、デジタルテクノロジーを駆使することで従来の競争力の維持・強化を図ること。

本記事では、モンスターラボが提供する課題解決のためのDX推進のストーリーをご紹介。豊富なデジタルプロダクト開発実績を持つ弊社は、世界各国の拠点を通じて蓄積したグローバルな知見を武器に、シームレスな課題解決策を提案いたします。

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モンスターラボのサービス設計・開発思想と3つの領域

モンスターラボのサービス設計・開発思想を3つの領域に分けて紹介します

モンスターラボのサービス設計・開発思想を3つの領域に分けて紹介します

モンスターラボでは、クライアント企業の抱く課題に対して、「ビジネス」「デザイン」「テクノロジー」の3つの領域を織り交ぜながら、サービス設計やデジタルプロダクト開発を支援しています。

BUSINESS:ビジネス領域

クライアントと協働するにあたって、私たちが最初に行うのは「クライアントに共感する」こと。状況を理解する過程でビジネスパートナーとしての観点から新たな着眼点を見出し、クライアントと協議することで本質的な課題を導き出します。

プロジェクトの周辺だけでなく世間一般の潮流にまで視野を広げ、さまざまな視座から価値を考えることで新たなアイデアを創出。課題解決のための仮説のビジネスモデルを設計します。

DESIGN:デザイン領域

プロジェクトの性質に合わせて適切な手法を用いてユーザー調査を実施し、得られた事実の分析からユーザーニーズを的確に把握。世に提示した「まだ見ぬあるべきユーザー体験(ストーリー)を作成」し、仮説のビジネスモデルとの整合を図ります。

ブランディングのための活動も重要な要素の1つです。クライアントの事業はどのように社会から求められるか、生活者に対してどのような独自の役割を築くことができるかを考え、ブランド戦略を策定し、ビジュアルイメージを明示します。

クライアント側の業務プロセスも考慮したうえで、ユーザーの要求事項から行動や機能を定義。集約した情報アーキテクチャからワイヤーフレームを作成し、モックアップを使った評価テストを多角的に実施します。

TECHNOLOGY:テクノロジー領域

世界各国の拠点で担当した豊富な開発実績から得た知見を生かし、適切なテクノロジーを活用したプロダクト開発で貴社の課題解決をサポートします。

アジャイル開発を得意とするモンスターラボでは、アジャイルコーチやスクラムマスターを配置した強力なスクラムチームを結成。ビジネスロードマップに合わせた素早いリリースはもちろん、優先順位の高い機能から開発を進めることによりサービスの拡充に貢献します。

テストとデプロイの自動化、トランクベースの開発、セキュリティのシフトレフト、疎結合のアーキテクチャといったDevOpsのプラクティスに精通し、高品質で素早いハイパフォーマンスなプロダクト開発を同時に実現します。

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Incubation Stage/仮説のビジネスモデル設計

クライアントのビジネスを正しく理解し、新たなビジネス戦略の立案をサポート

クライアントのビジネスを正しく理解し、新たなビジネス戦略の立案をサポート

モンスターラボでは、ビジネスモデル戦略の立案など、上流工程からクライアント企業のDX推進をサポートしています。

Incucation① Empathize(共感)

事業の資産、独自の強み、顧客属性、競合情報など、クライアントを取り巻く環境をチームで把握。なんのためにどのようなことを成し遂げるべきなのかを“共感”することで、プロジェクトの背景やプロダクトやサービスに関わる定性・定量情報のみならず、クライアント事業が抱える事情までをチームで正しく理解します。

Incucation② Define(定義)

協働チームが共感プロセスで得た情報から、どの市場や顧客セグメントに対してどのような価値を提供し、「真に解決すべき領域と課題はどこか」を、ターゲットに直結する形で簡潔に“定義”します。

Incucation③ Research(調査)

調査目的に合わせて、さまざまなインタビューや観察手法を駆使した“調査”を実施。新たな顧客体験や表顕すべきブランドを設計するための土台とすべく、ユーザーの生の声や実際の行動をデータとして収集します。

Incucation④ Analyse(分析)

インタビューや行動観察から得た情報に対し、適切な記述法を用いて徹底的に“分析”。時間軸や作業ステップごとのさまざまな事象から行為目標を割り出し、そこからユーザーの本質的なニーズを導き出します。

Incucation⑤ Ideate(着想)

ここまでに判明したプロジェクトの関連情報(特殊資料)に加え、直近のニュースや流行、現地の文化に関する一般知識(一般資料)を提示。また忘れてはならないのが、「どのようなことやものをつくりたいのか」ということです。さまざまな角度から関係性を探し、組み合わせを行うことで新たなアイデアを生み出します。

Incucation⑥ Hypothesize(仮説)

アイディエーションで得た着想から筋の良いものを選び出し、各種フレームワークを使い分けて仮説のビジネスモデルを立案。短中期的なチャネルやアクション、KPI設計、簡易試算を行い、おおよその損益分岐点などを明らかにします。また、この仮説でMVPを作り始めて良いか、クライアント社内や想定ユーザーに対してコンセプト評価を行います。

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Adaptation Stage/ビジネスモデルを適応

リサーチを実施し、分析結果から“実際に触れるもの”を制作して検証を進めます

リサーチを実施し、分析結果から“実際に触れるもの”を制作して検証を進めます

製品やサービスによって解決したい問題やゴールを設定したのち、目的を達成するために必要最低限な機能を搭載した製品やサービスを作成します。

作成したMVPを実際にユーザーやクライアントに使用してもらい、製品やサービスに対するフィードバックを取得。追加機能の開発・実装や改善を繰り返し、検討していきます。

★MVPについて詳しくはこちら

Adaptation① Make(作成)

分析結果から顧客体験をストーリーやシナリオに落とし込み、そこから必要だと考えられる機能を見出します。これをもとに情報アーキテクチャーやワイヤーフレームを設計し、デザインコンセプトを取り入れたインターフェースのデザインを制作。実際に触って検証できるプロトタイプを“作成”します。

Adaptation② BI(ブランドアイデンティティ)・VI(ビジュアルアイデンティティ)

クライアントがサービスやプロダクトに抱く想いと調査や分析で得た結果から、クライアントの事業における提供価値を「サービス(またはプロダクトやシステム)の価値」「サービス利用者の価値」「サービスが社会に与える価値」といった視座で捉え、アイデンティティやパーソナリティを設定。

そこから独特の個性(DNA)を創出し、デザインコンセプトとなるロゴタイプやタグライン、シンボルカラー、トーンといったビジュアルアイデンティティを作成します。

※BIとVIは、上流工程のHypothesis(仮説)で行うケースもあります。

Adaptation③ Check(評価)

あらかじめ評価の目標値を設定しておき、シナリオに合わせてユーザーやクライアントにモックアップやプロトタイプを体験してもらい、ユーザビリティ(有効性、効率性、満足度)に対する評価を得ます(評価はデジタル領域だけでなく、紙の申込書などのアナログ領域でも実施します)。

Adaptation④ Think(検討)

評価実施後、ユーザーの要求を満たすため意味のある情報を確認し、作成と評価を繰り返します。状況によっては、仮説まで遡って見直しを行うことがあります。

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Development Stage/事業・サービス開発

アジャイル開発の手法で素早いサービスインとサービス拡充を実現

アジャイル開発の手法で素早いサービスインとサービス拡充を実現

評価を経て、サービスとしての勝機があるプロダクトやサービスだと判断される部分について、アジャイル(スクラム)開発を用いて実装し、素早い実地検証やサービスインを実現します。

Development① Product Backlog(プロダクトバックログ/要件定義)

前フェーズまでで判明した要求を、開発の要件定義に落とし込みます。デザイン領域のストーリーやシナリオをユースケースとして、プロダクトオーナー(クライアント)とともに実装領域を判断し、実装の優先順位づけを行います。

Development② Sprint Backlog(スプリントバックログ)

優先順位が高い機能の実装工程をタスク分解し、開発メンバーがそれぞれのタスクにかかる工数を見積ります。スプリント(実装期間の1サイクル)計画を立てて、各メンバーが直近のスプリントで実装に取り組むタスクを決めます。

Development③ Sprint(スプリント)

スプリント計画に則り、4週間以内の短いサイクル(一般的には1〜2週間程度)の中で、リリース判断可能な実際に動作する成果物を開発します。

Development④ Sprint Review(スプリントレビュー)

スクラムチームおよびステークホルダーでスプリントの成果物をレビューし、フィードバックを得るミーティングを実施。フィードバックをもとにプロダクトバックログの項目を最適化することで、プロダクトの価値の向上につなげます。

Development⑤ Retrospective(レトロスペクティブ/振り返り)

開発チームのパフォーマンスを向上させるためにプロセスの見直しを行い、チーム全体の成長を促します。改善策を導き出して次回のスプリントで実行し、終了後の振り返りで改善策の効果を評価します。

Development⑥ Release(リリース)

初回リリース時は最低限の機能を備えた状態でプロダクトをリリース。開発の次のサイクルを回すとともに、リリース後の反響による新たな調査〜評価のプロセスの必要性を検討します。

★アジャイル開発について詳しくはこちら

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テクノロジー領域からDX推進を支援する伴走型パートナー

モンスターラボは、デジタル領域の知見を活かし、企業のDX推進戦略をあらゆる面からサポートいたします。

ご提案・お見積もりの段階から、デジタル領域の知見を持つコンサルタントをアサイン。新規事業の立ち上げ・既存事業の変革などのビジネス戦略を上流工程からサポートいたします。

開発プロジェクトでは、UXリサーチ・設計、UIデザイン、ブランド開発、デジタルプロダクト開発、グロールハックまでの全行程をワンストップで提供。

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記事の作成者・監修者

津山 拓郎(株式会社モンスターラボ デザイングループ 副グループ長)

津山 拓郎(株式会社モンスターラボ デザイングループ 副グループ長)

飲食・音楽業界での活動を経て20代後半からIT業界に転身し、WEB/アプリ系のディレクターを10年以上経験。現在は、要求定義・要件定義のPM、UXのためのデザインプログラムマネージャーとして活躍。また、設計・開発工程ではIAをメインに担当。モンスターラボのデザイングループ・マネージャー、株式会社A.C.O.(デザインコンサルティングファーム)の執行役員を兼務。HCD-net 認定人間中心設計専門家。