近年、ビジネスシーンにおいて重要な位置を占めるようになった「アプリ」。単にマーケティングツールとしての活用だけでなく、会社の成長戦略を担う新規事業やデジタルトランスフォーメーション推進のための施策としてアプリ開発を検討される企業が年々増加しています。

しかし、社内でアプリ開発のプロジェクトを立ち上げたものの、「開発経験が少なく、何から着手すればいいかわからない」、「費用がどれくらいかかるのか想像できない」、「アプリ制作会社の見積もりが高いのか低いのか、料金相場がわからない」といった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、アプリ開発の費用について徹底解説。アプリ制作会社ではどのように費用を見積もりしているのか、開発費用の仕組みを解説していきます。

アプリ開発の費用はどのように見積もりしてるの?

アプリ開発の費用はどのように見積もりされているのかチェックしていきましょうアプリ開発の費用はどのように見積もりされているのかチェックしていきましょう
「アプリ開発の費用って、普通はどれくらいかかるの?」と聞かれても、実装する機能や開発の規模によって料金は大きく異なります。

そのため、「相場はいくらくらい」と一概に言うことはできませんが、アプリ開発を受託している制作会社が重視しているポイントがあるので紹介していきましょう。

アプリ開発の費用には制作会社のエンジニアの見解が大きく関与

アプリ開発の費用の見積もりは、一般的に以下のような計算式で試算されます。

★アプリのリリース後に発生する費用

1機能を実装する為に必要な時間(工数) × 1時間当りのエンジニアのコスト
=見積もり金額

見積もりは制作会社のエンジニアが担当するケースがほとんど。そこで「この画面・この機能を作るなら、大体●日はかかるだろう」というように、依頼内容から経験則に基づいておおよその作業日数を算出しています。

そこで算出された総作業日数に対して、営業担当がエンジニア稼働の1日分のコストをかけ算すれば見積もり書が完成。つまり、アプリの開発費用の見積もりはエンジニアの工数の試算によって大きく変動しているのです。

専門職の見解とはいえ、あくまでも個人の感覚によるもの。そのため、アプリ開発を依頼する制作会社ごとにバラバラの見積もり金額が出てくることは珍しくありません。

アプリ開発を依頼をする前に、担当エンジニアの見解が費用面を大きく左右していることをしっかりと把握しておきましょう。

アプリ開発の費用を正確に見積もりしてもらうために資料を整えよう

担当者や制作会社によって金額が大きく異なるのでは、依頼先を決める際に困ってしまいますよね。エンジニア個人の感覚次第なのでバラつきを完全に無くすことはできませんが、可能な限りバラつきを少なくする方法があるので紹介します。

それぞれの制作会社に見積もりを正しく算出してもらうには、
「エンジニアが正確に見積もりできる詳細な資料を準備する」ことが肝心です。

「どういったサービスで、どのように活用するのか」といったアプリ開発の目的や運用方法はもちろん、「構造的に何画面あるのか」「各画面にはどんな機能があるのか」といった具体的なイメージまで網羅した資料を用意するのが望ましいでしょう。

エンジニアは、資料をもとにクライアントの描くビジョンを実現するために作業工程を試算します。ここでビジョンが明確になっていないと、どれくらいの人員・工数が必要なのか判断できないばかりか、どのようにアプリの開発を進めればいいのかわからなくなってしまいます。

しかし、専門知識がなく、どうしても詳細な資料を準備できないという方も多いと思います。そんなときは、これから開発を依頼しようと考えているアプリに類似した既存のアプリを提示してみましょう。

例えば、「メルカリみたいなアプリを作りたいんだけど、費用はいくら?」と聞いてもらえた方が制作会社サイドも見積もりをしやすくなります。

アプリ開発を依頼するときは、見落としがちな開発費用に注意!

見落としてしまいがちな開発費用以外のコストを解説します見落としてしまいがちな開発費用以外のコストを解説します
ここまでアプリ開発の費用の仕組みと正確に見積もりを出してもらうコツを紹介してきましたが、実際に依頼する前に注意しておきたいポイントがあります。

あとから「こんな所に費用がかかるなんて想定していなかった」ということにならないように、見落としがちなコストを覚えておきましょう。

開発費用とは別に発生するコストがあるので注意

制作会社に支払う開発費用とは別に、開発中に発生するコストがあることも忘れてはいけないポイント。

レンタルサーバーの月額費用やドメイン取得にかかる費用など、アプリ開発のベースとなる部分で下記のようなコストが発生します。

★開発費用に加えて発生するコスト

・アプリの動作保証端末機の購入費用(単発)※自社にない場合
・開発中のサーバーランニング費用(月額)
・SSL証明書費用(年額)
・ドメイン取得費用(年額)

開発するアプリの内容・規模によって異なりますが、上記を合算して約50万円くらいのコストが最低限発生します。開発費用以外に、こういったコストが発生することもしっかり把握しておきましょう。

アプリのリリース後にも運用コストがかかることを忘れずに!

予算化するのを見落としがちなのが、アプリのリリース後に発生する運用コスト

具体的に説明すると下記の2つの費用が発生します。

★アプリのリリース後に発生する費用

・サーバーのランニングコスト
・アプリの保守・運用(追加開発)費用

項目数としては少ないですが、上記は高額になるケースが多いうえに、アプリ開発の経験が少ないと想像することさえ難しい部分です。

月に数百万円レベルの高額な費用がかかるケースもあるので、あらかじめ試算しておくことが非常に重要。リリース後のコストに関しては、開発を依頼するアプリ制作会社に運用方法を提案してもらうと安心です。

ざっくりとした見積もりですが、アジャイル開発でアプリに続々と機能を追加していきたい場合は毎月100万以上の費用は発生することがほとんど。アプリ開発を依頼する際は、あらかじめリリース後のコストについて把握しておくことも肝心です。

まとめ:アプリ開発の費用を知りたいときは制作会社に見積もりを依頼しよう

制作会社に気軽に相談・問い合わせしてみましょう制作会社に気軽に相談・問い合わせしてみましょう
アプリ開発費用の見積もりの仕組みや忘れてしまいがちなコストについて解説してきましたがいかがでしたか?

文中でも解説してきましたが、アプリ開発の費用はエンジニアが見立てた総作業時間の見通しに大きく左右されます。だからこそ、相場に見合った費用を正確に見積もりしてもらうにはアプリの完成イメージがわかる詳細な資料の準備が大切になります。

とはいえ、アプリ開発の経験が無い限り、なかなかアプリの構造やリリース後の運用までイメージするのは難しいかもしれません。そんなときは、類似アプリの具体例をあげるとエンジニア側でイメージがしやすくなります。

いずれにせよ、開発中に発生するコストやリリース後の運用コストまで試算するとなると、かなり専門的な知識が必要になるので初めて依頼をする場合は不安な部分も多いと思います。やはりそこはプロの見解に頼らざるを得ない部分も多々あるので、まずは気軽に制作会社に相談してみるといいでしょう。

複数の会社に見積もりを依頼して予算のマッチする制作会社と話を進めてみるなど、何事も相談ベースでしっかりと確認しながら進めていけば大きな失敗は起こりにくいと思います。

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