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2016/12/08
ゲームにあるあるなルールをブレストのファシリテーションにとりいれた方がいいって話

「ここは年齢なんて関係ないだ!」、「フレッシュなアイデアを自由にだしてくれ!」、「いいアイデアがでるようにファシリテーション頼む!」……..といった無茶ぶりブレストに参加して頭を抱えたことはないでしょうか?今や領域に関わらず、新サービス立ち上げには、いわゆるブレストをするシーンが年々増加しているかと思います。しかし、自由にやってみたはいいけれど、プロジェクト中盤からマンネリ感が生まれた、というケースも比例して増えていることが想像されます。今回は、そんなマンネリ感をできるだけ避けるために、ブレストのファシリテーターが導入するべきルールを、子供の遊びに存在していたルールから着想を得てご紹介します。

| 遊びもブレストも新鮮味がない点は共通している

「子供の遊び」と聞いてどんなものを思い浮かべますでしょうか?
・かくれんぼ
・おにごっこ
・どろけい
・かんけり……..etc
世代や地域によって呼び名や細かな遊び方の違いはありますが、大枠は同じものであったり、遊び方を聞いてすぐに遊べるものがほとんどだと思います。子供の遊びとブレストでは、そもそもそれ自体の楽しさが異なるため、それらを比較するのもおかしいかもしれません。ですが、振り返ってみると子供の遊びもブレスト同様に単調で、毎日繰り返していたため新鮮さはなかったはずです。娯楽の選択肢が少なく、マンネリ化と隣り合わせの中でも日々熱中していたのは、なぜなのでしょうか。

| 単調な遊びもルールが熱中させる

遊びに熱中できたのは、一見自由でカオスな時間に見えても、実はそこに適切なルールが存在していたからだと私は考えます。そのルールを自由でカオスな故に無意味になってしまうブレストに応用したいと思います。まずは、遊びのルールをあげてみます。
・遊べる時間に限りがあるため、常にあと何回ゲームできるかを意識する
・ポジションが複数あり、それぞれを体験する中で複数の視点が生まれる
・孤独の時間がある
・勝ち負けがある
・場所や人数、参加者が変わることで新鮮味が生まれる
他にも細かなルールはあると思いますが、大体どのゲームにもこの5つのルールが存在していた為、マンネリ化を防ぐことができたのではないかと考えます。では、結論です。これらのルールをブレスト実施時にファシリテーターが、導入するべきルールに応用してみます。

表1 遊びのルールとブレストへの応用
[表1] 遊びのルールとブレストへの応用

さらに今回は、5つ目のルールである異なるチームから参加者を巻き込むときに、有効な巻き込み方の手法である「fishbowl」を紹介します。

| チームの議論を活性化させる「fishbowl」

やり方は、簡単です。図1のように、協力いただく外部の人を外側の輪に配置して、その内側にチームの輪をつくります。
[図1] fishbowl 実践時のイメージ図
図1 fishbowl 実践時のイメージ図

まずは、内側にいるチームが、サービス開発の目的や状況、それぞれの思いのたけを共有します。ここでのポイントは、外側の輪にいる人は議論に参加できないことです。まずは観察役にすることで、そのチームの状況を理解します。また、観察役にすることで、自分ならもっとこうする!自分にも発言させて!という状態することを狙います。議論が停滞したのを見計らって、内側のチームメンバーの誰かと外側の誰かを代えて、新たな意見を取り入れながらアイデア創出を目指す、ということを繰り返し、常に議論が活性化された状態にします。

| まとめ :めりはりをつけるためにチェックアウトをしよう

子供の遊びのルールをブレストに導入することで、マンネリ化を防ぐ方法をお伝えしました。それでも、突き抜けたアイデアを出すことは容易ではないと思います。ですが、そもそも突き抜けたアイデアとは、様々なアイデアを積み重ねていくことで生まれると思います。なので、ブレストをするときは必ずその日の議論を議事録などに整理することを心がけてみてください。記録に整理することが、チェックアウトの役割になり、よい切り替え作業になると思います。

[参考]
・ゲームストーミング — 会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム, (著)野村 恭彦

執筆:高畠 大輔 /編集:西本 守人


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