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CEO Column

テクノロジーで世界を変える。 ITビジネスが加速、人材が増加している中東事情vol.2

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テクノロジーで世界を変える。 ITビジネスが加速、人材が増加している中東事情vol.2

2020年4月

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モンスター・ラボは、世界15ヵ国・26都市に拠点を展開しています。(2019年10月時点)

エンジニアやクリエイターなど約1200人以上のメンバーが、ビジネスの成長や課題解決につながるような、プロダクト開発やマーケティング支援を行っています。

ビジネスのニーズや社会課題は、その時々の時代背景やマーケットの状況によって生まれる世界共通のものもあれば、それぞれの国や都市の社会情勢、ライフスタイル、文化などが関係するローカルならではのものもあります。

自分自身も、1年の約2/3は世界各地に滞在していますが、その地ならではのニーズや課題、逆に共通したものなどに触れる日々です。その中で、モンスター・ラボと関連がありそうなプロダクト開発やITアウトソーシングの実情も理解しながら、自分たちがどのような形でビジネスや課題のサポートができるのかを考えています。

今回は、前回に続いて中東の紹介になりますが、中東の中でも未知数の可能性を秘めているバーレーンとトルコを紹介したいと思います。

 

GCCのゲートウェイの役割を担うバーレーン

人口150万人のうち、外国人の比率は50%以上。UAE・ドバイやカタール・ドーハほどの規模ではないですが、 他のGCC(湾岸諸国)へのアクセスが良いことから、GCCのゲートウェイ的なポジションを狙っているようです。

バーレーンとしては、「ドバイは価格が高く競争が激しすぎ、ドーハはカタールがGCC各国と国交断絶状態にあり、サウジアラビア・リヤドやクウェートは閉鎖的で外国人に対するビザが厳しい。だから、バーレーンがベストな選択である」と、自国をアピールしています。

ITセクターでは、ドバイ同様にインド系の企業がたくさんあります。ドバイ最大のテック・カンファレンス「GITEX」にならって「BITEX」を開催するなど、テクノロジー分野に対する意識も高いです。政府を含めて外国人企業の誘致には積極的で、お酒を飲める場所が多いのも人気の理由です。

実際には、UAEやサウジアラビアでのビジネスチャネルを強くもっている企業は少ないので、ドバイやリヤドにフロントオフィスを持つ方がよいかもしれません。また、コスト的にはエジプトやヨルダンほど安くないため、大きな開発拠点には向かないともいえます。

ただし、GCCのNo.1マーケットであるサウジアラビアはサウダイゼーションの影響で、外国人へのビザ規制が厳しくなっています。そのため、一部の優秀な外国人人材をバーレーンに持つ「ブリッジ拠点」としては良い選択肢になるかもしれません。

 

 

 

魅力的なマーケットになる可能性を秘めたトルコ

トルコはイスラム圏ですが、アラビア語圏ではないこともあり、中東のなかでも独立したイメージがあります。カルチャー的にも、イスラム系国家の中で最もカジュアルな印象です。

GDPはサウジアラビアと並び中東の上位につけていますが、2018年にトルコリラが暴落しているので、大手企業の倒産も増えていて物価も安く感じます。中東の中では、金融セクターが強い国のひとつです。

 

シリア難民のホスト国として、抱えている難民の数が350万人以上と圧倒的に多いのも特徴です。シリア難民については、短期的には負担となっているという見方が強いですが、将来的には労働力、消費マーケットとしても競争力になり得ると考えている人もいます。

エンジニアなど高度人材に対しては、外国人ビザの発行が厳しく、外国人の雇用率が非常に低いです。

中東の中進国であり、アラブ圏の中でもヨルダン、パレスチナ、エジプトと比べるとコストが高いといえます。そのため、金融セクターなど強みがある企業以外は、中東内から仕事を受注するのが難しいです。

 一方で、IT業界で歴史もある企業も多く、シニアレベルの人材を多く抱えている企業もあります。そのため、アメリカ、ドイツ、イギリスなど、人件費の高い外国からのアウトソーシング先になっている企業もあります。アメリカやヨーロッパを含め、世界中にトルコ人が在住していることもアドバンテージです。過去には、イギリス企業による100億円規模のM&Aもありました。

同じ中進国の、韓国、タイ、マレーシア、中南米のメキシコと比べると、自国マーケットが大きくありません。しかも、給与水準が高いため、安い労働力で勝負はできない中途半端な位置づけとなっています。これは中進国のジレンマともいえます。

短期的にはトルコリラの暴落によるインフレ状態で、人件費が高騰し国内の景気が不安定になっています。しかし、中長期的にはまだまだ成長余力があるので、魅力的なマーケットになる可能性はあるかもしれません。

長年に渡り地域の経済を引っ張ってきたオイルマネーや自国産業だけでなく、IT分野のビジネスも加速している中東エリア。その状況にあわせて、人材や雇用に対する動きも活発になっています。

モンスター・ラボのグローバルチームも、日々、それぞれの国や地域の状況と向き合い活動をしています。ローカル拠点がない地域でも、近隣国のチームと連携することも可能です。

そのような強みを活かしながら、その国や都市が抱えるビジネスのニーズや課題に応えていきたいと思っています。

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