12月 26, 2017

11/30開催 「自社サービスのリニューアル、もう悩まなくていいんです」イベントレポート

※当記事は、2017年11月30日に行われた『自社サービスのリニューアル、もう悩まなくていいんです!』のアフターレポートです。

弊社はスマホアプリ/Webサービスを10年以上に渡り開発し、知見を蓄積してきました。この知見を活かし、開発ノウハウを発信するセミナーを定期的に開催しています。

今回は、11月に開催したスマホアプリ/Webサービスのリニューアルに焦点を当てたセミナーの内容を一部抜粋してご紹介いたします。

【概要】
日時:11月30日(月)18:30〜20:30
場所:T`S渋谷フラッグカンファレンスセンター
参加費用:無料

 

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【開催に至る背景】
数年前にアプリやWebサービスをリリースし、時代の流れと共にデザインが古くなった、追加したい機能が出てきた、など様々な課題が顕在化し、サービスそのものをリニューアルしたいとお考えになっているお客様からのご相談を多くいただきます。

 

その中でも特に多い、
・ 企画段階からリニューアルの相談に乗って欲しいが、誰に相談したらいいかわからない。
・ どのようにプロジェクトを進めていけばいいのかわからない。
・ 見た目をキレイにするだけでなく、しっかりと意味のある開発を行いたい。
・ 発注する際に注意するべきことやポイントを知りたい。
といったお悩みをお持ちの方に向けて本セミナーを開催いたしました。

 

では実際にWebサービスやアプリのリニューアルを行う際に、どういった点に注意するべきかを見ていきましょう。

 

Webサイトリニューアルで抑えるべきポイントとは?

Webサイトのリニューアルをスムーズに進めるためには、開発サイドだけでなく、クライアントサイドも事前に何を考え、何を準備しておくべきなのかを知っておくことがポイントとなります。知っているかいないかで、かかる工数は大きく変わってくるでしょう。

実際の企画、計画、設計、実装、テスト、ローンチ、運用までのフローの中で、そのフェーズ自体にお客様にやっていただかなければならない作業というものが存在します。
その中でも、特に見落としがちな項目をご紹介します。

 

①ステークホルダーの洗い出し

リニューアルするからといって新しく作るものに捕らわれ過ぎてはいけません。
リニューアル前のサイト、リニューアル後のサイトにはそれぞれ、それを動かすための仕組みや関係者が存在しています。例えば、リニューアル前のWebサイトの周囲を取り巻く環境は図のように整理出来ます。

スクリーンショット 2017-12-06 11.54.46

 

開発はA社、URLなどのドメイン管理をB社、サーバー保守を行なっているのはC社、コンテンツを実際に作っているのはD社、など、様々なシステムが絡み合っている可能性があります。
また、ステークホルダーの役割は以下のようにまとめられます。

スクリーンショット 2017-12-06 11.44.40

 

上記画像で指すところの、左から
「リニューアル担当の新規ベンダー」は弊社などWebサービス開発受託側を指し、リニューアルコンセプトの企画や提案、リニューアルにおける各種作業の具体化など、リニューアルに関する作業は新規ベンダーが行います。
「既存システムを担当していたベンダー(以降:旧ベンダー)」には、既存システムの概念図を提供してもらう必要があります。
例えばエンドユーザー(Webサイト閲覧者)はリニューアル前のWebサイトのどんなコンテンツを閲覧していたか、どういう仕組みでWebサイトが動いていたかを新規ベンダーに伝えてもらう必要があります。
特に重要な項目として、例えばリニューアル前のWebサイトが表示されていた数(以降:PV数)が挙げられます。何故なら、PV数によってサーバーのスペックをどの程度確保するのか等の判断材料となるからです。

 

クライアント様に当たる「プロジェクト承認者」は、新規ベンダーに対しRFP(提案依頼書)を提出する必要があります。
RFPとは、どんな課題を持っているのか、そもそも何故リニューアルをするのかなどの概略をまとめた資料のことで、プロジェクト承認者が製作する必要があります。
しかし、プロジェクト承認者がRFPの作成に必要な情報を集めるのが困難なケースもあります。その場合は、弊社も一緒になって協力、調査しながら作成していきます。

 

最後に、お客様側の「社内運用メンバー」とベンダーメンバーで既存ステークホルダーのリストアップを行います。そこでは運用上の課題をヒアリングし、リニューアルのための施策を検討・実施していきます。

 

②コンテンツの著作権について

リニューアルをする際には、リニューアル対象がメディアのサイトであるケースが多数あります。そのような場合、問題になってくるのは既存サイト上のコンテンツにおける著作権です。具体的に対象となり得るものを見ていくと、写真、動画、イラストや文章、音声など多岐にわたることが分かります。

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Webサイトに既に掲載されているからと安心してはいけません。著作権がしっかりと守られたものが掲載されているのかをここでしっかりと調査・確認をする必要があります。

 

③コンテンツの移行について

リニューアルをする時に新しいシステムにコンテンツを移し替える作業が発生します。例えば弊社事例の場合、①「弊社(新規ベンダー)が開発するための環境」、②「お客様(プロジェクト承認者)に開発過程、結果を確認していただく環境」、③「リニューアルしたWebサイトを動作させる環境」、④「お客様(プロジェクト承認者)のリニューアル前のWebサイトが動いている環境」の4つの環境をご準備いただいた上で下記のような流れでコンテンツの移行を実施します。

スクリーンショット 2017-12-08 17.13.42

 

開発をスタートした際は、動作のチェックは②で行い、その動作をお客様に確認していただきます。

実際にリニューアルしたサイトで既存のコンテンツがどう見えるか確認するために、④の旧環境からコンテンツデータを取り出して、②の確認環境にコンテンツを反映していきます。

②の確認環境にてそのコンテンツのチェックはお客様と一緒に行いますが、諸々のチェックが全て完了した時点で、③の新環境にリニューアルしたコンテンツの情報を反映していきます。
反映が終われば負荷テストを行い、今まであったアクセスの量を新環境で捌き切れるかどうか確認し、一度開発は終了します。

しかし④の旧環境でWebサイトが運用されており、コンテンツを移し変えているのも確認した上で新環境と旧環境の更新を止めることもお忘れなく。

 

止めた上で④の旧環境のコンテンツを③の新環境に移し変えて動かします。
旧環境と新環境でそれぞれコンテンツを更新しながら、最終的にローンチを迎えた時に、旧環境を止めた状態で新環境に全情報を載せ替えるという形でリニューアルを進めていきます。

 

④コンテンツの移行の際に起きる問題

Webサイトのリニューアルは、異なる食器に食べ物を移し変える行為に似ています。器が変われば中に入っているものの見え方が変わることもあるのです。

実際にコンテンツを旧サイトから新サイトに移し替える際に、以下のような問題が良く発生します。

 

・ レイアウトが崩れる
・ 余白が空きすぎる(or 狭すぎる)
・ 文字が重なる
・ 文字の折り返し箇所がおかしい
・ フォントサイズの大小が一部ばらつきがでる
・ 太文字、斜体が効かない
・ 記事タイトルが長過ぎる

 

「実際にそんなことが起こるの!?」と意外に思われる方も多いので、実際に弊社プロジェクトで発生した例をご紹介したいと思います。

移行が成功すれば本来はこのように見えます。しかし、

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このようにレイアウトが崩れてしまったり
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余白が空きすぎたり
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フォントサイズの大小に一部ばらつきがでたり、ということが起こりました。
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では解決するにはどうすればいいのでしょうか。

スクリーンショット 2017-12-08 18.41.53
一番良い解決策は、クライアント様と担当ベンダーの間でコミュニケーションをとり、お互いに相談しながらコンテンツを安心して閲覧できる状態を作っていくことです。

⑤コンテンツの後片付け

さて、コンテンツの移行も終わり、いざリリースです。その際に、旧環境のサーバーを見守る人の稼働時間やサーバーの維持費が無駄にならないよう、後片付けとして旧環境のサーバーをストップするケースが一般的です。

しかし実際に後片付けする際に、以下のような注意点があります。

 

① 新システムと旧システムが連携している部分はないか
② コンテンツデータ(記事のデータ、画像ファイル)などは全て移行できているか
③ 旧システムが他のサービスと連携している部分はないか
④ 旧システムに関係するステークホルダーへ事前連絡できているか

 

特に③に関して、この状態でサーバーを止めてしまうと他のサービスがストップするという事態が発生し得るため注意が必要です。

こういった箇所を一つ一つ的確に確認する事で、実際にサーバーを止めるか否かの判断を下します。

⑥リニューアル後の活動として

以上でリニューアル作業は終了です。しかしローンチをしたからといってそれで全てが終わりではありません。
この段階ではまだ運動前の準備体操が終わったようなものです。ここから日々のアクセス数等を検証しながらユーザーのために改善を繰り返していかなければなりません。
そうしたリリース後の運用に関しても弊社ではご相談を承っております。

私たちは単なる受託開発会社ではなく、お客様にとっての戦略的なITパートナーとなれるように寄り添ってまいります。
さて、弊社ではリニューアルに限らず、様々なテーマでスマホアプリ/Webサービス開発に関するセミナーを開催しています。
もしご興味をお持ちいただけた際には、お気軽に是非一度お越しください。
https://peatix.com/group/41395

また、今回の記事を読んで弊社にアプリやWebサービス開発をご依頼されたい場合は是非、以下のお問い合わせボタンからご相談いただければと思います。